福島県産の牛乳や茨城県産のホウレンソウやカキナから、食品衛生基準
法上の暫定基準値を超える放射線量が検出されたというニュースが流れ
ている。
ニュースの内容を信じるならば、自分の解釈はこうだ。
『路地栽培のホウレンソウを洗わずに1年間毎日吐くほど食べ続けると
人体によくない。』
牛乳に関しても、同等の解釈をした。
そんな自分の目の前にあるテレビの画面には、ビニールハウスのホウレ
ンソウを、農家の方が自分の運転するトラクターで踏みつぶしている図。
今まで一生懸命育てた野菜を、自分でつぶしてしまうのだ。
食べ物に困っている自分達には、あまりにももったいない光景。
テレビでは、洗う事で殆どの放射性物質は取り除けるとの事。
それが本当ならば、水道を普通に使える人は、ビニールハウスで
つくられた野菜くらい、洗って食べたらいいのに・・・。
数日それを食べたところで、影響ないんでしょ?
みんなで食べたらいいのに。大勢で食べたら、すぐ無くなっちゃうよ。
農家の方々が、そのような事をしなくてはいけない状況になった原因。
風評被害。
風評被害は何故起きるのだろう。
情報をきちんと理解せず、無駄に怖がっている。
人々が、様々な情報を正しく理解する努力を怠っている。
メディアが、人々の理解しやすい報道の仕方をしていない。
専門家が、一般人に理解しやすい説明をしない。
情報を出すが側の人間が信用されているのか。
測定機関等の発表する側が適切な情報開示をしているのか。
数日後自分が知った現実は、次のようなものだった。
放射線量を測るためのマニュアルには 『水洗いせず』 とあるそうだ。
しかし、今回ホウレンソウの放射線量を測定するにあたり、ホウレンソウ
は一旦水洗いされていたとの事。
なぜ、情報を開示する側の人間は、様々な事を隠蔽したがるのだろうか。
情報を受け取る側に、事実を受け止めるだけの度量がないからか?
日本の社会は、情報を提供する側もされる側も、互いに信用していない
という事なのか。
ちなみに、自分がずっと疑問に思っている事。
“カキナ” ってどんなの?