【はじめに】
春の一大事2018のレポをサラッと書くつもりが、まさかの前後編になりました。なんせ4万字制限なのでw
前編よりいつもの憶測や妄想が濃くなると思われます。ま、書いてみないと分かんないですけど。
という事で本ブログを構成する三要素
推測・憶測・妄想
は健在でございます。
それでは行ってみよ~。
-------------------------キリトリセン-------------------------
初日前乗りして早く会場に着いて諸々の用事を済ませたのは2日目の行動をスムーズにする為でした。
東近江市観光
これを滋賀在住の友人(もちノフさんです)が提案してくれました。ただ、入場時間が通常の大箱ライブより早いので、絞って廻る事に。
最初にして最大の目的地、太郎坊宮への参拝です。
事前に彩高の2人が来た事で俄然注目を集めた太郎坊宮。
山の途中に建っているんですね。下から登るともの凄く大変そうでした。アタシ達は車でショートカット。
それでも本殿までの坂道は急で、おっちゃんには中々ハードでしたw
今回のオープニング映像はこちらを中心に撮られているので、おお~ここ観たなという風景ばかりです。
元々勝利の神様を祀っているそうで、吉田沙保里さんなど多くのスポーツ選手のサインがありました。もちろんメンバーのサインも。
本殿から見下ろす景色は素晴らしかったですね。アタシは三方山に囲まれた京都で育ちなので、東近江市のように遠くまで何も視界を妨げるものが無いという景色はあまり見慣れておらず、とても新鮮でした。
4色の御守りセットを購入し、太郎坊宮をあとにしました。
続いては八日市駅。こちらには例の選挙カーで使われた幕とヘッドマークを付けた黄色のミニバスが展示されていました。
駅からすぐの所にはももクロちゃんがゲリライベントを行ったショッピングプラザ アピアがありましたが、時間の都合で建物を横切るのみでした。
ツアーのラストは近江八幡駅からすぐのもんじゃ焼き山吉さん。以前からノフ店員さんがいらっしゃって気になっていたお店でした。今回のツアーの主催者である滋賀のノフさん達が幾度かお邪魔してすっかり仲良くなっていたようで、ご挨拶程度にお邪魔したらたまたま空いていたのでもんじゃを頂く事に。
比べるのもアレですが、月島の有名店の半額ぐらいで美味しいもんじゃを頂けたので大変満足でしたw
会場に着いたらもう13時半。慌てて認証したら13時45分集合の「す」ブロックでした。
前日にお会いできなかった方々にご挨拶したいのは山々だったんですがオルスタは時間との勝負ですw
TL眺めてたらFFさんが同じブロックにやたら多かったのですが探す余裕もなく入場。
「す」ブロックはセンターステージの通路のすぐ右後ろ。縦と横両方の通路が見える良位置を確保出来ました。
そう言えば2日目はニコ生で中継されるんだっけか。来られなかった遠方の友人たちが観られてたらいいなあ~なんて思ったり。
入場してから開始まで約2時間。
前日同様かそれ以上の暑さでした。ただここまでほぼ車だったので体力の消耗は抑えてました。(太郎坊宮の階段を除いてw)
ステージのモニターではSFPのライブ映像が。これを観ながらアタシは耐える。ただひたすら耐え、ライブが始まるその時を待つのだ。
気付けばステージ上にドラムセットが。
この日は広瀬未来セクステットさんによる演奏(3曲)でした。なるほど、ももクロとJazz。どこに繋がりがあったのかと思ってましたが、翌週にここ東近江市でジャズフェスがあるんですね。それの宣伝を兼ねた演奏だったんだ。
もちろん、ももクロ曲の演奏が。選曲は「いつだって挑戦者」でした。
前日の2曲は素直にメロディをなぞった感じでしたが、この日はよりJazzな味付けだったのでちょっと嬉しかったです。
前日同様にあーちゃんの「10秒あーりんを見たら、一回れにちゃんをはさむ」で笑って、小椋東近江市長のご挨拶。初日は昨年同様に強烈なインパクトを残された星野富士見市長の挨拶の後で大変そうでしたが、2日目はお一人だったのでよりリラックスした感じで挨拶をされていました。前日にライブを観られたせいか小椋市長のテンションも結構上がってました。
Overture。前日、個人的に大成功を収めた『パメリカMIX』ですが、油断するとつい口から『もも “か”』と言ってしまうミスw
久々にオバチュアでグダりました。
Day2の一曲目は待ちに待ったイントロ。
そう「笑一笑」です。この日もキッズダンサーとのコラボ。この曲はそういうの合いますね。
やっぱり素敵な曲だ~。
気になるセトリは順番こそ違えど、ほぼ変わらずでした。こればっかりはね。
スクラップ&ビルドはそんな簡単じゃないし。
ちなみに空模様は前日と違い、時折太陽が隠れるほどには雲がありました。でもライブが始まって気付けば空の中央からは雲が消えていて、地平線近くにその姿を見る程度になってたんです。相変わらず“持って”んなあ~と妙に感心。
そうそう、来られなかった皆さんに伝えたいのは
「チントンシャン!」
はめっちゃ楽しいぞ!!という事です。
♪チントンシャン!(Yeah!)
ここは全部一緒に歌って飛び跳ねるのを強く推奨します。
あ、ただ間奏の♪チントンシャン!は振付に“ジャンプ……無しよ”というトラップが仕掛けられているので注意ですw
この曲はもっとライブで成長すると思います。
なのでしっかり聞き込んで下さいませ。
中盤の合唱パートは3曲とも前日と同じでした。でも歌っている地元の小学生達の顔ぶれは全員違ってました。練習大変だっただろうなあ。
東京03さんのコント映像は後編のラストがこっそり変わっているというニクい演出で「行くぜっ!怪盗少女」がぶっ込まれました。
オバチュアでやらかしたアタシ。ここはリベンジです。誰よりも大きな声で
「もも“た”!」と叫んでやりました!
あースッキリしたw
ところで『大天使様口上』を打つ方、ちゃんと最後まで打ってますか?
アタシの知り合いのプニノフさんはちゃんと打ってますけど…。
その昔、先輩のノフの方々に教わりました。
「『大天使様口上(他メンバーの口上も含め)』を打っていいのは『ももクロMIX』を捨てる覚悟があるヤツだけだ」と。
口上のラストとMIXの最初は被ります。
MIXよりも推しへの愛を選ぶ人はMIXを諦めてラストまで打ちますよね。
ただコールしたいだけで途中で乗り換えるのはアタシ、邪道だと思ってますw
アタシはももクロMIXが大好きなので、口上は打ちませんが。
閑話休題。
「行く春来る春」でふと気付きました。
この曲のCメロで水引の中で『緑』と『青』がずっと点灯していました。
Cメロの歌詞には
たとえ何十回 春が来て
過ぎたって 君を忘れない
これ以上に力強いメッセージありますか。
暖かい気持ちで胸がいっぱいになりました。
本編ラストは「桃色空」でした。
前日ほどでは無いですが、晴れ渡る空とひこうき雲。ピンクに染まる夕焼け。
広瀬未来セクステットとへいへいによるアレンジ。本曲の特徴である泣くようなギターはありませんでしたが、夕空に響くトランペットの音色がとても美しくて佳きアレンジだったと思います。
2日目、ホテルが偶然一緒だった新潟のデコノフさんと朝食で一緒になり、朝から感想戦をやりましたw
議題は『なんか夏菜子の歌い方変わってね?』でした。
夏菜子のスゴいとこは思い入れや好き嫌いが歌に一切乗らないフラットな姿勢なんですよね。だからこそ何色にも染まるし、その時々の感情が乗ったりする事で得も言われぬ感動をもたらすんだと思います。
その夏菜子から杏果のような歌い方を感じたと。杏果は夏菜子とは正反対に思い入れとかが歌に乗る事で感情を震わせますよね。
夏菜子に心境に変化があったのか、何かアドバイスがあったのか。
デコノフさんは推しの微妙な変化に戸惑っていました。
アタシなんかに理由は分かりませんし、言われて「なるほどな」とその変化に気付かされたぐらいなので。(確かにそう言われたら少し違うなとは思ったんですけど…レベル)
この日、アタシが最も関心を寄せたのがあーりんの歌声でした。
正直に言いますと(プニノフの方、ホントごめんなさい)、アタシは以前よりあーりんの歌唱力にあまり伸びしろを感じていなくて、それこそ一番下手くそだったのがいつの間にかちゃんと歌えるようになっていた夏菜子(この人の場合は言葉で説明出来ないエモさもあるんですけど)の成長と比較して、物足りなく思ってたんです。
そんなあーりんが卒業した杏果のパートを、しかもフェイクとか難しいパートばかりを任されている状況をどう戦うのか、それに興味がありました。
あーりんの歌い方はハマるとスゴいんですよね。プリプリのカヴァーとかすんごく合う。
むしろ岸谷香さんに曲を提供して貰ったらどハマりするはずです。(断言)
クセの強い歌い方も、一度フォーク村でジャズスタンダードの「It's only a paper moon」を(アタシはNatalie Coleのが好きです)歌った時は難度の高さのせいか、素直な歌い方になってて素晴らしい出来だったと思ってます。むしろこのカヴァーはもっと評価されるべきです。
ただ、合わないとホントに合わないんですよね。
またあーりんの強みは高音域。5th後ぐらいからは変声期のせいか、高音がかなり出辛くなってるにも関わらず高い所を任されて、ああ~しんどそうだなあと幾度も感じてたんですね。ここもハマればスゴい武器になるんですけど。
両日共に「笑一笑」のCメロ(アタシこの曲のCメロ大好物なんです)
♪予感なのか 記憶がデジャブか
素晴らしかったです。キレイにスマートに高音が出ていました。
大好きなCメロがもっと好きになれた。
さらに驚いたのが「DECORATION」のAメロなんです。
杏果が居なくなった事でハモりも担当を変えたんだと思います。
玉さんが下ハモを歌い、そしてこれまでいづみ先輩達コーラス陣が担当していた上ハモ(めっちゃ高いパートですね)をあーりんがきっちり歌ってたんですよ。しかもこっちをメインのメロディとして。正直言って初日はコーラス陣をステージ上で探したぐらいです。
めちゃくちゃ驚きました。本気で「あーりんすげえ!」って思いました。
多分ですが、あーりんはかなりトレーニングを重ねたんじゃないでしょうか。
それは杏果があーりんに残した最大の壁の1つである「灰とダイヤモンド」における
♪砂にまかれても~
のパートにも大きな影響が。
前任者の印象の強さは絶大です。『気張り安』の代名詞が付いた灰ダイですから。
夏菜子ならまだしもここをあーりんに任せてしまっていいのか、
青春ツアーで4人ver.を初めて聴いた時に(ネタバレごめんなさい。どうしてもここは外せなかった)あーりんの歌唱に不安を覚えました。彼女のクセである本来の音程に届かずフラットになってしまう歌い方だったんです。
れにちゃん→玉さん→夏菜子からのバトンリレーがアンカーのあーりんへ
♪でも負けないよ どんなにすごい風や
砂にまかれても
………あーりんがちゃんと歌いきった。アンカーとして立派に走りきった。
前任者と比較すればまだまだかも知れない。
でも青春ツアーで聴いた時とは違って確実に進化している。
この後、あーりんはずっとこの曲のプレッシャーと戦っていた事を明かした。
そりゃそうだよね。時には涙を流しながらこのパートを歌ってたり、このパート終わりに小さくガッツポーズを入れるぐらい気合い入れて歌ってた人が前任者なんだから。
あーりんが今後の歌唱でこのクオリティを保ち、さらに向上させられるなら、ももクロの『歌』はもう一段階(いやそれ以上)跳ねるはず。それを確信しました。
相変わらずこの人のダンスはしなやかで美しいし。
振りコピの手本にすべきは絶対あーりんだしね。振付で絶対に手を抜かないし。
ももクロのダンスリーダーを任される才覚があるもん。
これに歌唱力がつけば…。
鬼に金棒、あーりんに唐揚げですわ。
「灰とダイヤモンド」は同じ炭素ではあると思うんですが、フェニックスを彷彿させるんですよね。妄想(最早勘違いか)に過ぎませんが、“復活”や“再生”の象徴。
最後の挨拶で4人全員が東近江市への感謝を述べつつ、あーりんは自身のプレッシャーについて話したぐらいで、本当は今年の春の一大事はももクロにとっても本来の意味の一大事であった事に誰も触れませんでした。
(後日あーりんがブログでこっそり触れてくれました)
新しい形で踏み出した『春の一大事』のコンセプトを大切にする為だと思います。ここで「卒業」が絡んでいたら、盛り上がりの方向が全然違っていたはずですし。
ここを乗り越えた事で4人で戦っていける自信が付いたのかなとも思えます。
でも初日の最後の挨拶で夏菜子は「これからも一緒に進んでいきたい」という想いを語りました。
思い起こせばももクリ2013のラストで「モノノフさんが着いて来られないような場所にさえ行ってみたい」と語ったあの夏菜子がです。あれから5年の月日で心境の変化はあったでしょうが、誰よりも4人で戦う事に不安があったんじゃないでしょうか。だからこそ『一緒に歩みたい』と。
“ The Diamond Four ”
4人のももクロに最適だと思います。
ですが「TD4(東京ドーム2日目のサブタイトルTD4の覚悟より)は Team Diamond Fourの略だよ」と言ってくれるメンバー達。ももクロと裏方のスタッフさんとモノノフで「TD4」だそうです。
アタシ達もチームの一員として共に戦える事が本当に嬉しいです。
ありがとう、ももクロちゃん。
来年以降もこの形で春の一大事が継続される事が何より嬉しいです。
へいへいも一番好きと仰ってましたが、アタシも今一番楽しみなのは春の一大事になりました。
来年はどこへ遊びに行けるのかなあ。
改めて今回のライブを成功へ導いて下さったチームももクロの皆さん、市をあげて協力して下さった東近江市の皆さんに心より感謝します。
本当に楽しい2日間をありがとうございました!!
《ももいろクローバーZ 春の一大事2018 in東近江市 ~笑顔のチカラ つなげるオモイ~ Day2》
01:笑一笑~シャオイーシャオ!
02:CONTRADICTION
03:サラバ、愛しき悲しみたちよ
04:ザ・ゴールデン・ヒストリー
05:Chai Maxx
06:吼えろ!
07:走れ!-Z ver.-
08:ピンキージョーンズ
09:行くぜっ!怪盗少女
10:青春賦
11:希望の向こうへ
12:ももクロのニッポン万歳!
13:コノウタ
14:スターダストセレナーデ
15:チントンシャン!
16:BLAST!
17:GET Z,GO!!!!!
18:Link Link
19:行く春来る春
20:桃色空
Encore
En1:DECORATION
En2:勝手に君に
En3:サボテンとリボン
En4:灰とダイヤモンド
【最後に】
2日間の参戦で「ドームで今度こそ最後の『緑』を纏った参戦にする!」とまるで大仁田厚の引退のような事を言ってたアタシですが、心がめちゃくちゃ揺らぎました。
春の一大事で『4人の覚悟』を見てしまったからです。
あと、4人を同時に推す事に慣れてきたんですね。やっと4人推しながらのライブが楽しめるようになりました。
23日のみの参戦ですが『緑』を着て行くべきか否か、本気で迷っています。
残り1ヶ月、存分に悩んでみたいと思います。


