気づくほど良い特性が現れる? | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

人はみんな未熟で不完全です。
だからと言って、好き放題やって
自分も他人も傷つけていいわけではありません。

こんなことは誰もが分かっていることなのですが
コミュニケーションに困難さがあるために
言葉を上手に使えず、
苦しんでいる人たちがいます。

それが発達障害のある人たちです。

思ったままを口にしてしまう。
言いたいことが頭に浮かぶと
黙っていられない。

何気に言った言葉が
相手を傷つけてしまった。
でも、相手がなぜ傷ついたのか
理由が分からない。

感情コントロールがうまくいかず
気づくと相手を攻撃している。
あとで落ち着いてから、
どうして私はすぐに他者を攻撃してしまうのか?と
悩んだり後悔したりする。

勘違いして怒ってしまい、
暴言をはいてしまった。
でも、勘違いしたことには
すぐに気づくことができず、
数年経って気づくことが多い。

または、全く気づかないまま生きていることも多い。
など、、、人それぞれ、さまざまあります。

しかし、自分にも発達障害があるのではないか?
という気づきから、
発達障害についての勉強を
進めていった人たちの中には、
気づきにくいという困難さを知識でカバーしながら、
人格的に成長していき、
すばらしい特性が現れてきた人達がたくさんいます。

例えば、、、

自己中心的で攻撃的だった人が
様々な失敗体験と苦悩を繰り返し、
人との出会いの中で
(知識によって気づきを得て)
他者の気持ちが分かるようになり
人を大切にできるようになったとか、

人に頼ってばかりで
自分から行動しようとは思わず、
愚痴ばかりの毎日を送っていた人が、
様々な失敗体験を重ねていき
その失敗から多くの気づきを得て、
主体的に行動できるようになったとか、

こういった、たくさんのすばらしい話があります。

自分自身にも発達障害という特性があるということを知って、
その人のすばらしい特性が
現れてきた人がたくさんいるのです。

他者への思いやりや愛などのすばらしい特性は
元々誰もが持って生まれているのですが、
自分自身の中にある様々な脳機能の働き方などを知らなければ、
そのすばらしい特性が現れにくくなってしまうのではないかと
私は最近ことに思うのです。

更に、この思いやりや愛などのすばらしい特性は
多様性が認められない社会では
現れにくくなるのではないか?とも思うのです。

だから、発達障害のある子ども達への
正しい理解と適切な支援が早急に必要なのです。

どうか、皆様、子供達に
「大丈夫!あなたはそのままですばらしい!」と
言いながら、適切な支援をよろしくお願いします。