東大、自閉症関与たんぱく質の制御酵素2種を特定 | 誰もが違うということを前提とした教育にしていこう!

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主に特別支援教育、インクルーシブ教育、ASD、ADHD、LD等について書いていましたが、社会全体が大きく変わってきており、特定した話だけでは答えのない答えを導き出せない時代がやってきたと感じています。そのため何でも思いつくままに書いています。

東京大学大学院薬学系研究科の富田泰輔准教授らのグループは、自閉症の発症に関与するたんぱく質「ニューロリジン」の分量を制御する2種類の酵素を特定した。ニューロリジンは脳内の神経細胞同士をつなぐシナプス形成に関与している。過剰に増えたニューロリジンを2酵素が抑制し、シナプスを適切にコントロールするという神経回路形成のメカニズムが分かった。自閉症の新たな治療法に応用できる可能性があるという。
 ニューロリジンは神経細胞の先端部分に発現するたんぱく質。発現量が過剰になったり減少しすぎたりすると自閉症が発症することがマウスでの実験で分かっていた。
 グループはマウスやラットの脳の切断断片を培養する実験を通じ、ニューロリジンを制御する要因を調べた。その結果、「γセクレターゼ」と「ADAM10」と呼ぶ2種類の酵素が関与していることを突き止めた。
[2012年10月23日 日刊工業新聞]