化石ハンター展の最大の呼び物はチベットケサイ(Coelodonta thibetana)ということになるだろう。
とんでもない迫力である。
サイの角はケラチン質だから化石にはならないはずだが、ケサイ(ケブカサイ)の場合はシベリアの永久凍土から見つかった個体や洞窟画を元に大きな角を付けてレプリカが作られるのがお約束のようだ。
図録を見ると、頭骨以外の復元には神流町恐竜センターにあるモンゴル産ケブカサイ(Coelodonta antiqutatis)のレプリカを作った際のシリコン型が利用された、と記されていた。
恐竜センターにもしばらく行っていないが、このケブカサイは今も2階のあまり人目につかないスペースにひっそりと置かれているのだろうか。