インフルエンザ、酷かった。実に13年ぶり。

薬が効かない、あるいは薬があったからあれですんだのか、とにかく高熱が3日続きました。

4日目とて、下がっただけで熱はあり、もう、あんなにこじらせたのは、生涯、初のこと。実は、いまだに完治せず、ずっと燻ってます。

潰れた右眼、インフルエンザ、そこに至るまでに僕(51)は何か大きな誤った選択をし、根本的な何かを破壊してしまったのかもしれません。

まぁ、僕は枯れて行くだけですから後悔はありませんが、子供たちにはそんな道は歩ませたくはありませんから。

皆様、お気を付けくださいませ。










僕は、君たちに説教するような人間じゃない。


立場上、します。


でも、人にあれこれ説くほど、立派な人生、歩んじゃいないってこと。


きっと、お前みたいな奴に言われたくねー!って反論される。



みんな、なんとなくそれを本能的に察してるのでしょう。


僕ほど人望が薄い中年も、なかなかお目にかかれないのが現状でございます。



それはそれは見事なまでに。




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でも、やはり立場上、しないと駄目で。


だって、自分の柔道塾の門弟だから。


是正したり、叱咤したり。

怒鳴らない代わりに、物凄くみっちり説教したり。



そんな時は、こう言います。


「俺は人非人だから、余計に悪事も見えるし、嘘も言い訳もわかる。」


「だからこそ、逆転の発想で、そのデメリットも痛いほど理解している。」


そんな、自己弁護も甚だしい言い訳を、さも正論であるかの如く、言って聞かせるから、むしろ塾生たちは、底知れず、不気味なものを感じているのかもしれません。



しかし、実際はそうで、あれこれ振れ幅の大きな人生を歩んだからこそ、視野は確実に広がってはいると。


そう、自負しておる次第。


だから、己の歩んだ、慇懃無礼かつ自由無頼な足跡を、話せる範囲で、あくまでも話せる事だけ(笑)、包み隠さず、いつも話して聞かせます。

俺は立派な人間なんかじゃねーんだよって。



これは、子育てに於いても同様。


娘たちには、己の破天荒な足跡を、常々話して聞かせた上で、雷なり、説教なり、行なって参りました。


俺みたいになるな!と(笑)。




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だから。


ある程度は満足してます。


ある程度は。



とはいえ、やはり僕は真人間ではありません。


決して話せないことや、抱えたまま三途の川を渡らなければならない事だって、ひとつやふたつではなく、あとはそれを如何にして、生きている間に消化、あるいは昇華するかが、大きな命題となる。


そう心得てます。



人生は修行とは、よくぞ申した。

そんな感じです(笑)。


それをふまえて、ひたすら愚直に過ごして行く所存。


何かを背負ってこそ、負荷はかかる。


負荷がかかるからこそ、強く、逞しく、優しくなれる。


正論君や常識君って、正義をかざすけど、なんかどこか妙に軽いじゃない(笑)?



残り数年、最後の仕上げとして、これまた愚直に君たちと過ごしてゆけるように。



真っ直ぐな瞳に、敬意を表して。



そして。


今は亡き、敬愛する師への変わらぬ気持ちを、命日に改めて再確認して。