数年振りにイベントを開催しました。

みんな、楽しみにしていてくれたみたいで、本当にやりがいがありました。

様子はこちらからご覧になれます。

どちらも同じ文面ですが…(笑)。ついでに日常の様子も見てあげていただけたら幸いです。

次は12月の対抗戦になりますね。

来月から私(50)は準備に入ります。皆さん、また頑張ってください。








僕ら少年育成の存在は、正に土台


豪華絢爛な建物を建てる為の土台

頑丈強固な建物を建てる為の土台

慎ましくも楽しく生活する小さな建物を建てる為の土台

等々…。


陽の当たる存在を、しっかり成り立たせる為に、日陰で、しかし陽の当たる存在よりも慎重にコツコツと、正確に作って行くのが土台


ですから、僕ら底辺は、広く、大きく、安定性を持って存在しなければなりません。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・



しかし…。


忘れられることも、実は少なくありません。


やはり、建物の方に注目も集まり、讃えられるのも建物ですから、往々にして、それを建てた人が主役になるものです。



僕らは、それを承知で底辺にいる。


忘れられようと、存在に気付かれなかろうと、そんなこと、気にもなりません。

たまに…、ごく稀に…、それでヘソを曲げる人間もいて、「俺のおかげだ!」と異常なまでの自己主張をしてしまうチョロ松も、いることはいますが、大半は、底辺という存在に従事していると、僕は疑いなく思っております。


だからこそ、子供たちの為ならばと、陰で心身を削ってでも、育成に余念がないわけです。


故に、家を建てた方々からの、お心遣いや、基礎の安定性を讃えられた時の喜びは、本当に大きいものです。

だって、僕らが脚光を浴びる為にやっているのではなく、その先の開花を夢見て、地道に地道に活動しているのですから。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・



ところが。


そんな僕らの神経を逆撫でするような人も、残念ながら少なくありません。



ある程度の基礎力を身に付けた子たちを、実戦重視で鍛え上げて実績を得て、それを己の指導力として、バックボーンそっちのけで悦に入る…。

まぁ、僕らからすれば、勘違いも甚だしいわけで…。


そんな人間に遭遇すると、はらわたが煮えくりかえる、というよりは、もう、ガッカリしてしまう。



何で、こんな人間の元に送り出してしまったのか?


何で、止めることができなかったのか?



しかし。


それをいってしまったら、過度な介入になります。

基本的に、進路は自分自身で決めるもの。


だから、僕は、これまでの卒門生に対して、進路先に口出ししたケースは、まずありません。

受験する段階で、塾生たちも、僕に「◯◯高校を受けます」とも報告に来たこともありません。


それは、仮に失敗したとしても、そらは奴らの血となり肉となるはずだと考えているから。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・



とはいえ。


物事には限度というものがある。


血となり肉となるどころか、心身共に破壊されることも少なくない。


これは、現代スポーツの抱える大きな闇(病み)でもあります。

未だに減らず、紙面を賑わせている、指導者による不祥事の数々…。もう、うんざり…。


往々にして、そういった集団というのは,もれなく雰囲気もよろしくなく、馬鹿げた上下関係や、群れやイジメなどが横行しているものです。


だって、実戦重視ですから。

人間教育なんて、口先ばかりでそっちのけです。



かくいう我が家の娘も、少なからず、その渦中にいたから、実体験を元に発言ができるわけで。


それはそれは、実に虚しいものであります。



だから、時代も時代だし、そんな辛い経験は、そろそろ無くなって欲しいと思っているのですが…。


人間は、そうは賢くはないようです。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・



独占欲、支配欲、様々な欲を持っているものです。


人間ですから。


僕とて、それを否定するほど、センチメンタルな理想主義者ではありません。



ただ、状況によって、それらを抑え込んだり、改めたり、しなければいけない生き物だと思ってます。


何より、過信を食い止め、謙虚さを学ばなければ、その先にあるのは、暴走による破滅。これは、殆どの人がこの実例に倣って身を滅ぼしている。



自身の破滅なら、自業自得で済む話。


それでは済まない。


人様の子を預かっているという覚悟、本当にあるのかどうか、甚だ疑問です。


みんな、子供たちにまで、というより子供たちに悪影響を及ぼしている。そこを全く理解していない。


僕は、そう断じます。



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・



僕は、他人様のことを、あれこれ言えるほど立派でも何でもありません。


しかし…。


その僕が、怒っているのですから、状況はたいへんよろしくないということを、もっと認識すべき。


公になってからでは、もう遅ぇんだよ。


本人も、周囲も。