お盆。

次女がね、「バッティングセンター行きたい!」って言うもんだから、連れて行きました。


物凄い大根切り(笑)。

授業のソフトボールで当たったから自信ある!という彼女の言葉とは裏腹に、虚しく空を切る縦回転のバット(笑)。

一応、少年野球出身であり、皆さんお忘れでしょうが実は体育教諭の僕(50)が、体重移動やバットグリップなど、あれこれレクチャー。ちょっと当たるようになったかな。

ちなみに、長女も、野球というかキャッチボールが好き。何故かって?野球になると、僕が優しく教えてくれるから!なんですって…(苦笑)。








仙台育英学園、5回表、3-0。リードしてます。


嗚呼、年休とって良かった(笑)



僕はよく、「スポーツ嫌い」と勘違いされます。


この場で、『スポーツと武道の違い』『スポーツが抱える病巣』などを、公然と論じているからだと思われます。


勿論、それは僕の持論です。


持論だから、曲げる気も更々ないわけです。


「秩序の上に成り立つのがスポーツ」

「無秩序状態で必要となるのが武道」

とか

「学校の宣伝に食い物にされるスポーツ」

「競技優先主義による歪み」

など…。


好き放題、論じて来ましたからね。



まぁ、少し考えれば、それが「スポーツ嫌い」と繋げるのが無理があるわけですが(笑)、実際はそうではありません。


スポーツは大好き。

MTBとか、水泳とか、メチャクチャやりますよ。



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在り方に対する拘り。


ここを譲らないだけです。


武道も、スポーツも。

少年や青年、勉学との兼ね合いなど。


自らを指導者と名乗るからには、在り方への持論は曲げないし、若い時から全く変わっておりません。



だから、全小や全中が全てとは思わないし、総体至上主義にも賛同していない。


ただ、それだけです。



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甲子園も、毎年、正直に言って、あまり興味がありません。


でも、やはり県勢が上がった時などは、見ることは見ます。


山形や、秋田が上がった時も、縁の深い県だけに、観入ってました。


だって、野球、好きですから(笑)。


マイバット、マイグラブ、持ってるし、今すぐにでも草野球したいですもの。



大魔神佐々木投手の縦縞ユニフォーム、強烈に覚えてますし、高校時代に、強化練習会の帰りに、監督の車の中で、大越投手の活躍に、みんなで大騒ぎしましたし、佐藤投手の決勝もテレビで観ていました。

ダルビッシュ投手は、ちょっと感情移入できなかったなぁ…(笑)。


とにかく、そこら辺までは、ただ、野球好きなだけで観ていたわけです。


だって、小学校時代に、唯一、嫌いにならずに辞めたのが、野球でしたからね。



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しかし、最近は明らかに、監督さんの采配や、選手のモチベーションチーム事情などに大いに興味が湧いて…。


特に、監督さんに関する興味が大きかったですね。



それだけに。


柔道も、柔術も、空手も、野球もサッカーも、何でも監督さん関係の記事や番組、目に入ったら見まくってました。


おっ!

1点追加!

7回裏、4-1。


仙台育英学園の佐々木前監督が不祥事続きにより引責辞任したことは、大いなる失望と怒りで、舌打ちしながら記事を見ながらも、後任の監督さんがどんな人なのか、どんな采配をするのか、とても気になりまして。


あー!

満塁本塁打炸裂!

7回裏、8-1。強い…。


その後任の須江監督。

選手としての華々しい実績があまり見当たらないのに、指導歴が華々しい。


しかも、中学指導で実績を積んでいる。要するに、有能選手勧誘だけではなく、しっかり育成できる人。


今年のチームは「勝利と育成の両立」。


この僕が、興味を示さないわけがない(笑)。



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別に、育英ファンでも何でもありません。


改めて、野球ファンです(笑)。


そして、監督業団体操術に興味が尽きない。



そんな観点から、結構、須江監督(育英)の結果は見て来たのですが…。


とにかく、外野がうるさかった!


周囲は、「須江では駄目だ」とか「あの采配で勝てるわけない」とか、もう、好き勝手に酷評して…。


そういうの見ただけで、腑が煮え繰り返る!


どの業界にも、いるんです、こんな奴ら。



育成とは、桃栗三年柿八年 梨の馬鹿野郎十六年…、そんな諺に表されるように、そんな簡単に結果が出るわけがない。

監督の理念を選手全員に理解させるのに、四年かかったケースだってある。

残念ながら、理解されずに、無情にも解任された人だって、数え切れないほどいる。


評論家気取りの酷評には、本当に気分が悪かったですね。



それだけに。


大砲無し。中距離弾多数。140km以上の投手5人。

最近騒がれている問題、全てクリアしたようなチーム。


そんな今年のチームの完成度の高さを見て、このチームの集大成を見届けたくなったんですね。


遂に、9回に突入!

下関国際の攻撃を防げば…。

念願の白河の関越えも!



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県大会準決勝で当たるはずだった、仙台南(4強唯一の公立高校)が、コロナ感染で棄権したことを受け、南高の校色であるオレンジ色の時計を付けて、甲子園を闘う姿も、何か、胸打たれてね…。


あぁ、9回表ツーアウトから、ピッチャーの仲井君にヒットをゆるした…。


だから。


もう、今年の甲子園は、自分史上、最高潮に盛り上がって観てますよ(笑)。


目頭、熱い…(笑)。


さすがは、大阪桐蔭を破っただけのことはある下関国際!

天晴れ!

9回ツーアウトから、ランナー1・2塁!

粘る!


そんな強豪を抑えて、是非、東北に初の優勝旗を持ち帰って来てほしい。


あー、犠打でツーアウト1・3塁!


決勝だから。


やはり、ドラマチックだなぁ…。


サードゴロ、3アウト!

須江監督、日本一!

仙台育英学園、全国制覇!


やばい!

真紅の優勝旗が、遂に白河の関を越えました


物凄い、監督のインタビュー。

「宮城の皆さん、東北の皆さん、優勝おめでとうございます!」

って、監督が…。


あぁ、思わず貰い泣き…。

腕に光る、オレンジの時計…。


選手のインタビュー。

インタビューを終えた監督を見て一言と促され

「熱い男だと思います!」

と笑顔で。

男って…(笑)。

それを受けて帽子をとって一礼する須江監督。


それだけで、選手と監督の関係性が垣間見えたような気がします。


リアルタイムに見届けられて、本当に良かった…。



YES! 年休、万歳!