DOUTORにて。

店内に綺麗な花が生けられていたので、「遺影にいいな!」と喜び勇んで自撮り。


気が付くと、僕(50)の右肩に女性の顔らしきものが…。

酷いことした女性の生き霊か⁉︎

はたまた一番丁の地縛霊か⁉︎

早速、下ヨシ子先生(ホントにあった怖い話でお馴染みの)にお便りしないと😰








当然ですが。

男性とは違い、女性は、さして親しくもない人との密着を好みません。
よって、年齢が高くなればなるほど、直に触れ合う競技を、敢えて、しようともしません(組技系経験女子を除く)。


であるにも関わらず。
女性が多い組技系ジムは、やはり優れている。

そう言えます。


「組み合う事に対する拒絶感以上の価値観を見出した」
「密着した先の達成感を指導者に明確に示してもらえる」
「更衣室やトイレなど清潔な配慮が感じられる」

そんな理由が、女性を集めるのでしょう。


仲間が増えれば、男性と組み合う機会も減り、組み合う事への嫌悪感も少しずつ和らぎ、その相乗効果は絶大です。
それは、やはり指導者の手腕ひとつで、如何様にも変えられる。

そういうことです。


良い所には、やはり集まるものです。

ツワモノや、男性が大多数を占めるだけでは何かが欠落している。
「万人に開かれた学び舎だ!」
そう公に謳うのであれば、上記のように、多くの女性の存在が、ひとつの大きな指針となるのは、全くを以て異論を挟む余地がないと確信しております。


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僕らのような、少年を対象としたチームも、例外ではありません。

成人女性のような理由ではないにしろ、やはり、ゴリゴリの歪んだ上昇志向の所には、少年女子は集まりづらいものです。


往々にして…。

「友達に会いに来る」

という理由で、格闘技界に身を置く子は多いです。

ウチとてそうです。


ただ、みんな、勘違いしているのは、その動機を「やる気がない」と断罪するところ。

「目標の人を倒したい」
「男子に負けたくない」
「優勝したい」

でないと、駄目と言わんばかりで、友達に会いに来て、お喋りをすることは、周囲の士気を下げると言うのです…。


これは、ほぼほぼ親御さんから出る誹謗です。

そういう方に限って、自身は大したことをして来なかったというパターンが目立つということも付け加えます(笑)。


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友達に会いに来る

友達と一緒に頑張ることで現役を終える


そこに、何の不都合かあるのか?

そんな中から、更に上を目指す、もっと上の世界に興味を持つ。

そう、本人が思わなければ。

または、僕らがそのキッカケを与えなければ。


何かと誤解を生むウチですが、そこは全くブレてなくて、既に二期生はそうでしたから(笑)。


要は、そこから強化を望むも、仲間重視でいるも、本人次第で、我々が強いるものではない。

導きはすれど、牽引したら、それは育成とはいえないし、もはや教育者ではない。


牽引は、本人が望んだ時にこそ、思う存分すればよろしい。

特に、女子に関しては、ここを間違うと、信頼関係が一気に瓦解する可能性、大きいかもしれません。

男女云々はタブー。
そういわれるかもしれませんが、やはり、全てが当てはまるとはいわないまでも、これが実感でしょうか…。


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やる気が無いからだ!

そう言うのは簡単。

でも、やはりこれは逃げ。教える側の。


その、やる気を引き出す努力が不足していた。

それだけのこと。

自分の許容範囲を超えた発想が生まれなかった。セオリーを無視してでも、多角的に見極められなかった。

それだけのこと。

環境を整える努力を怠ったから。
または、不足した環境を補うだけのものを提供できなかったから。

それに尽きます。


何故、無駄な接触を好まず、ましてや男性との接触を避ける女性(未経験者)が、社会人になってから柔術を始める確率が高いのでしょう?

何故、柔道を始める女性(未経験者)が、殆どいないのでしょう?


柔道界は、ここをスルーしている内は、全柔連登録人数減少云々で嘆く資格はない。

少年柔道、特に、少年を対象とした町道場などは、競技者育成下部組織などでは決してない!という認識を、まずは思考から外さない限り、あれこれ試みても徒労に終わる。

有名所を呼んで、1日セミナー開いたとて、継続性がなければ効果は希薄。

それ以前に、呼べない方が圧倒的に多い。

だから、指導する側が、有名所と同等の、あるいはそれ以上のインパクトを与えられないと、単なる打ち上げ花火になるんだよと。

だからこそ、もっと試みないと。苦労しないと。恥かかないと。・・・我々が。


僕は、そう思ってます。