「僕はお姉さんに実際に会ったことがないので

どれくらい優秀な方なのかは知りません。

しかし僕から見ると〇〇(次女)さんはとても優秀です。」

 

と成績表を示しながら冒頭から数学科担当の担任の先生は

2学期の総合評価が上から二つ目のランクだったことに

代わりに言い訳をするように申し訳なさそうにそう話した。

 

見ると、家庭、保健、公民、は勿論

地理や情報などの受験科目までまったく壊滅的で

そんな総合評価も致し方ないだろうという感じだった。

 

しかし、勿論この時期にもなると保護者面談の内容は

定期テストのことだけにはとどまらず具体的な進路の話がメインとなる。

「本人にも言ってありますが理Ⅲを目指すなら

校内偏差値は70以上を、これは順位で言えば1番か2番ということですが

そこをここからの各試験における至上命題としてください」

と、先生は熱く語る。

 

僕は長女にも理Ⅲに行けとか理Ⅲを目指せなどとは言ったこともないし

実際次女に対してもそのような目標はまったく望んでいない。

どころか本音を言えばできることなら手元に残ってくれたらと願うほどだ。

しかし進路についてはここからは本人の思い(希望)とプライドの問題だ。

 

もし自分がそこに行きたいと思うのであれば

具体的なデータと経験を豊富にお持ちの

先生のアドバイスに食らいついていくしかない。

それをするもしないも選ぶのは次女だ。

 

2学期の各模試の校内偏差値をあらためて見せてもらったのだが

7月進研模試 71.6

8月河合記述 74.0

8月実力 72.4

11月進研模試 71.3

11月実力 66.4

という流れ。

ここが分岐点というのは本人もわかっていることだろう。

 

さて、保護者面談のあとは次女と駅で待ち合わせて

ついでに駅の中のイギリススタイルのバールで

ビールにフィッシュ&チップスで夕食を楽しんだ。

とにかくめでたく高校2年生の2学期は終わったわけだし

ここは楽しく打ち上げておこうということだ。

もちろん先生の言葉はビールを飲みながら余すことなく伝えておいた。

 

 

さあ、明日は終業式だしそこから冬休みは後悔のない過ごし方をして欲しい。