「匂う」 嗅覚 smell〜 | mayのブログ
匂いとは、強力な魔術師であり、
千里の距離を乗り越え、
また私たちが生きて来た年月を
乗り越えてしまう。
果実の香りを嗅ぐと私は南部の
我が家を思い出し、
また子供のころ、桃を植えた
果樹園の中で遊び戯れたことを
思い出す。
一瞬で消え去る捉えようの無い
ものでありながら、
喜びで心を浮き立たせたり、
苦しかったことを思い出させて
胸を締めつける匂いもある。
匂い、と考えただけで
私の鼻いっぱいに香りが広がり、
過ぎ去った夏と、遥か彼方の
実りをつけた畑の甘美な思い出が
蘇ってくる。
【ヘレン ケラーの言葉から】

