集団接種会場で3回目のコロナワクチン接種を終えます。

接種券が届いたのは母より遅かったのですが・・・

 

 

これまで零下の配達が続いていましたが

今朝は6℃まで気温も上昇。

 

ワクチン接種後の配達とあり

ちょっぴり汗ばむ状態です。

体温に異常はありませんが

注射した後にこりが感じられるようになています。

 

接種会場は、広いこともあり

十分ソーシャルでスタンスが取れます。

 

私たち夫婦には接種券が母より遅く届きました。

家族内感染防止の観点からも

最も早い場所を探し

県の大規模会場に予約を入れます。

 

母は、癌の治療中でもあるため

主治医の病院で受けると

3月にしか予約が入りません。

 

種類と場所さえ選ばないと

はやくに受けられるのですが

こればかりは

本人の気持ちに沿わなければなりません。

 

父は透析の病院ですでに3回目の接種を終え

3月上旬には家族全員が3回目の接種を終了することになります。

 

基礎疾患や闘病生活の家族をもつものは

自分のこと以上に、

どうウィルスを持ち込まないかが

頭から離れません。

 

そんな中、父が

いつものごとく

体調の変化を病院では言わずに

家族に吐露する出来事が発生します。

 

先週の木曜日透析から帰った父が

「おしっこから血がでとる。」

と、母につぶやいたそうです。

 

そのことを聞いた母は

「病院に言うたつね

と、たずねたら

言うとらん

と言わすとたい。

金曜日におふろいれにこらすけん、

検尿容器をもって来てもらうように頼んだけん」

と、自慢げに言います。

 

検尿容器に入れて持ってくるよう

指示があったの?

 

確かめます。

 

「うんね。小便がその場では出ないので検尿容器にもって行って

調べてもらおうと思っている」

母は、自信をもって自分の判断のすばらしさをアピールします。

 

そのことは、透析している病院には伝えたの?

 

「うんね。訪問看護ステーションにいっとたっけんよかろが」

恨めしそうに言います。

 

検査をどのような方法でやるか、

さしあたってどうした処置をとるかは

医療判断です。

医師のみが決定でき、措置は医療保険の対象になります。

それを飛び越えて自慢げに素人判断で処置しようとする母に

システムを説明します

 

不機嫌そうに

「帰ってから、私に言わすけん、頭のいたか。

ほんに、自分で肝心なことは病院に言わんで

かえってきて私にいわすとだけん。」

 

父に電話をかわってもらいます。

 

「小便には血は、まじっとらん。

出る前にさっさっって血が出てそのあとに小便が出たけん

小便をとってもわからんはず」

父の主張です。

 

互いに自分の思いで状況を自己判断しています。

 

病院に事の顛末を伝えます

「様態を聞かれたとき

父はどぎゃんなかといったそうですが

帰ってきてからおしっこの出る前に

血が出たらしいのです。

どんなおしっこか聞いても

さっさっって出たとしか表現できません。

 

医療的なことはわからないので

土曜日の透析の時

病院でもう一度確認してください」

 

土曜日の透析後

連絡帳にて返答があります。

 

「おしっこが出るときに

容器にもって来てもらい

検査する指示が出ました。

 

当面は抗生剤を3回服用してもらいます。

今日は透析後に服用して帰ってもらっています」

 

的確に書いてありました。

 

「ようわからんことがかいてあった。

3回薬を飲ませると言いながら

残りの2回分が入っとらんとたい。

電話して確かめると透析日に

透析が終わってから飲ませると言わすと。

もうちょっとわかりやすく書いてもらわんと」

不機嫌そうに言います。

 

自分の解釈に不安があったのでしょう。

独断せず、自分できちんと確かめ

少しずつ、医療と

賢く付き合い始めている母です。