干し終わった大根は丈ざるに入れてさらに天日干しをします。

縁側では父と母が暖かな日差しをあびながらくつろいでいます。

父は、午後、3回目の新型コロナワクチンの接種に出かけます。

午後から図書館の勤務が早まった私は、

父の送迎を隣の方にお願いして出勤です。ところが・・・

 

 

今朝の新聞配達は2℃の中で終えました。

さすがにこの気温では、動物たちもおとなしくしています。

昨日はわずかに高い5℃。

この時期の5℃は、猫、野ウサギたちがうごめきだす気温です。

昨日は、野ウサギがバイクの前をかけ、よけようとしません。

急に止まったかと思ったら、こちらを見つめます。

 

「越していけ」

と言わんばかりです。

 

早朝の新聞配達は

寡黙な時間が流れます。

 

そんな中での野生の動物たちとの遭遇。

「お先に失礼します」

なんとなく、会話をしたような気になってしまいます。

 

事業所に戻ると社長から

新聞配達のスタッフか

ら新型コロナの陽性者が出たことを

告げられます。

 

ただ、その方は体調を崩して

お休みにはいられ、1週間たっています。

その間に通院するときも発熱はあっていません。

事業所のスタッフにも体調を崩す人はいません。

保健所の見立てでは

新聞配達に来ていた時の感染の可能性は低いということで

事業は継続

スタッフも濃厚接触者とはならないとのことでした。

 

仕事が続けられる

 

ほっとします。

 

妻が作った豚汁を

父と母の昼食に差し入れます。

 

縁側では、切り干し大根の乾燥の最終過程

天日干しが広げられ

父と母が冬の太陽の光を浴びて気持ちよさそうです。

 

「3回目の接種は、隣にのせってもらうけん、

心配せんでよか」

 

接種の時刻が3時。

もうひとつのWワーク、図書館は

感染の急激な拡大の中、閉館時刻を早めています。

そのためいつもより2時間早く出勤しなければなりません。

 

父の送迎支援をすることはできません。

ご近所のご厚意に感謝です。

 

午後の職場の駐車場につき

念のため電話で

新聞配達の事業所での状況を伝えます。

 

学生が多く集う図書館では

判断基準が違います。

 

抗原定性検査を受けて陰性が証明されてからの

出勤が求められます。

 

無症状の人で陰性証明が必要な人のために

無料のPCR検査、抗原定性検査が制度化されています。

 

県のホームページから連絡先を調べ

いくつかの検査会場に予約を入れようとします。

 

何度かけてもつながりません。

どの会場にかけても同様です。

 

仕方がないので

直接会場にいきます。

 

5~6人列を作っておられます。

 

警備の人に

「抗原定性検査をうけられますか」

確認します。

 

「昨日国から通達が出て、無症状の人が受けられるのはPSR検査だけになります。

抗原定性検査は、病院の方に回すことになります」

とのこと

 

早く検査結果が出る抗原定性検査は

病院に集中していくという戦略のようです。

 

PCR検査は、明日の午後10にならないと結果が出ません。

どうしても急ぐときは9000円の自己負担で午後1時。

これなら明日の仕事には間に合います。

 

しかし、時給850円、明日の勤務時間は5時間の契約です。

4250円のために9000円

考えます

 

職場に状況を報告します。

 

「明日の午後10時の結果を待ちましょう」

 

了解です。

 

警備の方が帰り際声をかけられます。

「Wワークですか。

大変ですね。

警備の仕事に来てもらいたいくらいです」

 

仕事が急になくなった身には

しみる言葉です。