光ケーブルが我が家に来た

▲安全への投資「光ケーブル」

 

退院後のモロッコインゲンの写真

▲モロッコインゲンもあと一息

(10円玉左が母の入院前

右が退院後)

 

コードレス掃除機を使う父

▲コードレス掃除機をかける父

 

有名アナウンサーが

ニュース番組に復帰しました。

 

新型コロナ感染治療から

療養期間を経ての

復帰です。

 

回復おめでとうございます。

 

反省点、医療関係者への

感謝の言葉が

たくさん語られていました。

 

同時に自らの闘病生活の

記録も報道されました。

 

自らの病気と

向き合い

その症状を

的確に

言葉に置き換えて。

 

体調不良の

原因が

わかるまでの

不安も

伝えられました。

 

病の原因を知り

体調の変化を

他者に伝える

大切さを痛感しています。

 

父は

一昨年の暮れ

倒れ、緊急搬送。

即、MRI検査。

脳神経には異常がありません。

 

腎機能の変化の記録を

見られた先生から

呼び止められます。

 

「腎臓内科で

見させてください」

即、入院。

 

幾重もの問診と

検査の結果

難病である

ANCA関連血管炎であることが

わかりました。

 

先生方は

父から症状の変化を

根気よく聞き取りながら

幾通りもの治療方法を

試行錯誤してくださいました。

 

おかげで

今は、

コードレス掃除機を

あつかうまでになりました。

 

掃除は

母の乳がんがわかった父が

自分にできることとして

はじめた日常です。

 

「父ちゃんには、

よか、運動にならすたい」

母は、目を細めて

掃除機をあつかう父を見つめます。

 

退院一日目

痛みも、吐き気もなく

まだ、順調そうにみえました。

 

「今日の朝から

右の胸が赤かったいね。

痛みがなかけんよかろ」

と、不安を打ち消すように

母が尋ねてきます。

 

「何か気になることがあったら

相談しましょうと、書いてあったよね。」

 

ふだんだったら、

連絡を制止するような母ですが

今回は、すなおに

 

「たずねてもらってよかね」

と。

 

母に代わって症状を伝えます。

先生から判断をもらった

看護師さんから連絡が入ります。

 

「直接見たいので

来てくださいとのことです」

 

父の見守りを

親族にお願いし、

母と病院へ

 

「大丈夫です。

組織検査の時

大きくとってありますので

その時の血の塊が

移動してできたのでしょう。

 

自然に消えていきます。

 

それと

骨シンチの結果もよく

骨への転移もありません。

 

心臓のエコーの結果もよかったですよ。

毎回チェックしていくのでご安心ください。

 

ただ、2週間ぐらいたつと、

免疫力が低下したり

髪の毛が抜け始めたり

することもあります」

 

「大丈夫です。

タオルも選んでいます」

と、母。

 

先生がきょとんとされます。

 

「ボランティアの人たちが

タオルの帽子を

作ってくださると

看護師さんから昨日

説明がありましたもので」

説明をはさみます。

 

「あー。

そうでしたか。

素敵な帽子、作ってもらってください」

 

「はい」

母の声は、なぜか弾んで聞こえます。

 

帰りぎわ

「スーパーによってくれんね」

と母。

 

「人込みは避けるとじゃなかったね?」

と私。

 

「今の時間だったら、混んどらんど」

と母。

 

母は

免疫力が低下したら

行動制限が

かかることを

父の看病で

学んでいます。

 

「わー、

このもやしは安か」

あっという間に

カートはいっぱいに。

 

会計を済ませると

スーパーのカードを

私に差し出します。

 

「1万円チャージしとったけん、

あとは、あんたたちが

かわりに

かいに来て」

 

癌の治療期間

大好きな

バーゲンとも

さよならです。

 

家に着くと

空には

ケーブルが一つ

増えています。

 

光ケーブル

 

デザリングでやっていた

ネット通信も

安定性を向上させました。

 

遠隔診療。

今でこそ終息しつつあるように

思える

新型コロナウイルス。

 

まだまだ、安心できません。

 

感染症予防のため

遠隔診療になっても

供え万全です。