こんにちは。
「おもてなしの心技体」を伝えるインバウンド
接客講師、異文化コミュニケーション講師の
越水理惠です。
 
私、ここ数年ずっとモヤモヤしておりました。
「おもてなし」という言葉に、です。
 
あまりに滝川クリステルさんのオリンピック招致プレゼンのインパクトが強かったせいか、
「おもてなし」への認識が、曖昧で定義が無いまま先走って安易に使われている感じがして。
 
 
もちろんその言葉の通り、日本を表すキーワードだとは思うのですが。
 
 
「おもてなし」を言語化したくてウズウズしていました。
そしてやっと見つけたその答えはシンプルでした
 
 
 
まず前提にあるのが
 
「マナーとは 周囲や相手への思いやりの心を、伝わるように形や行動に表したもの」
 
ということ。目に見えないものの可視化ですね。
 
 
昭和タイプの男性には特に注意して聞いていただきたい
愛も思いやりも気遣いも、心に密かに持っているだけでは伝わりませんから、
※ 強く思えば伝わるんだ!とかいう議論はここではしません。笑
 
伝わる、伝える手段として形に表すこと
エチケット、礼儀作法と呼ばれる「行動」です。
 
言葉での表現も第一歩として必要ですが、
ここでは
「行動に表すこと」が何より重要です。この差は大きいです。
はい。ここ、テストに出ます
 
 
次に来る人のためにドアを押さえておいたり、身だしなみを整えて体臭や口臭に気を配ること、借りたものを返すときに一筆お礼を添える、など、できることは多岐にわたってありますね。
 
 
これを基本に押さえた上で本題です。
 
 
 
「おもてなし」とは。
 
 
➡️「相手に喜んでもらいたい、くつろいでもらいたいと思う心を、伝わるように形や行動に表したもの・こと」
 
 
以上です。キッパリ スッキリ
 
 
具体的な行動として 
★安心、安全、清潔な空間を提供すること
★アイコンタクトと心のこもった挨拶は必須
さらに余裕があれば、
★好奇心を満たす事や物の提供
   (料理、文化体験、娯楽、など)。
 
 
おもてなしは相手に喜んでもらいたい気持ちがあれば、老若男女、国籍も関係なく誰にでも、もしかしたら動物にだってできることなのです。
素敵だと思いませんか?
 
 
おもてなしに大切なのは言語や語彙ではありません。
気持ちを行動や形で表し、伝えることです。
言葉は悪いけど、
「口よりも手(足)を動かせ!!」というと分かりやすいでしょうか。
 
もちろん日本人の文化として、一から十まで説明することが苦手だったり、押しつけがましいのは粋じゃない、気持ちを察して欲しい、などの思いが根底にあることはわかります。
何を隠そう私がそうです
 
それに、自己アピールが苦手だ、恥ずかしいと思う人もたくさんいます。
 
だからこそ。
無理なくできることを自分にできる範囲で、続けられる方法ですればいいのです
いきなり一流ホテルのサービスを目指さなくていいのです。
その方が、受ける側も気軽に受け取れると思いませんか?
 
 
だから外国人の口コミランキングで、相手が何人であれ 日本語で接する福岡県のお土産屋のお婆ちゃんや (ただし、世界各国の「ありがとう」が言えるのだそうです) 、他の日本人と区別なく自然に接客をする岐阜の商店街の定食屋が上位にランクインしたりするのでしょう。
 
特別なことをしなきゃいけないと身構えるのではなく、その時自分に出来ることをする。
“目を合わせて挨拶する”だけでも、とにかく何か、やってみる。
 
大丈夫。伝えれば伝わります。
 
おもてなしに限らず色々な場面に言えることですね。
何より最近 腰の重い自分に一番刺さります😅
 

接客業に限らず、ボランティアやホームステイに興味がある、街中で困っている外国人に声をかけてあげたいけどどうしていいかわからない、という方、お気軽にコメント欄にご質問やメッセージください。
 
お返事やご要望に応じて出張セミナー致します