創る
創る・・・。
何か新しい期待感が感じられる。
創造。
具体的に目に見える物を創りだす。
生産とは違う。
人が創意工夫して新しい物を考えだす。
よく手造りと言う。
野菜、果物は創造とは言わないか。
スーツもどこかに創るという感覚がある。
自分に合う服を創る。
現代は自分に合う物(既製品)を上手に探し出す時代とも思う。
ひとつのデザインの商品を何千何万と生産することは、
安心感もあり安さもある。
しかしどきどき、わくわく感は少ない。
一着のスーツがユニフォームとしてではなく、
おしゃれとして人に新しい気持ちを感じさせる。
新しいデニムスーツ地を開発している。
8月後半からデニムスーツフェアを開催する。
それに向けて楽しい素材をアピールしようと準備中。
創りたいデニムが一杯あって順番を付けるのが大変である。
ただ生産はインブルーでは創造であり
世の中に一反しかないデニムスーツ地を創る。
これはどきどきわくわくすることだけれど
非常に困難な仕事である。
量産することがもっともありがたいという業界で
一反はどういうメリットがあるのと考えると
なんとも返答のしようがないけれど、
これはこのデニムスーツの魅力を感じてもらう以外にありません。
しかし実際に具体的にこうして生地が創れるようになるまでに一年以上かかった。
うまく企画から生地生産までが流れるようにいくまではまだ苦労があると思うけれど
これはやりがいがある。
本日は私の63回目の誕生日。
ますます想いは深くなってる・・・。