晴れ男

昔から晴れ男、雨男とはよく言う言葉。

先日岐阜でゴルフをした。

岐阜にはもう25年ぐらいお世話になっている染工場がある。

特にプリントでお世話になっている。

担当者もずっと同じである。

その間、その人とは一緒に酒を飲んだり

ゴルフをしたりのごく一般的な商売の付き合いをしていない。

格好よくいえば仕事のみという付き合いだった。

お互いいい年になって先が少なくなってきたので

ここらあたりで一杯飲んでゴルフをしようということになった。

おりしも梅雨の真っただ中。

私は思いついたら即実行しないと落ち着かない方なので

天気を気にしていても、一向にいい天気予報にはなりそうにないので

こっちで勝手に日にちを決めてゴルフ場をセットしてもらった。

先方は当日は雨のようなので、と心配した。

確かに天気予報では80パーセントぐらいの降水確率だった。

打ち合わせのあと

一緒に一杯飲めればいいと思っていたが、

せっかくなのでということで鮎づくしと　相成った。

一杯いっぱい食った。

酒も美味しかった。

そして次の日。

曇り空だったが雨の心配は全くいらず。

時折太陽が覗くというかなり絶好のゴルフ日和。

ということでスコアはともかくとして、旧友との楽しい一日を過ごせた。

というだけでは面白くないが、

ゴルフの後コーヒーを一杯ご馳走になりながら「流石晴れ男ですね」ときた。

現実に梅雨のど真ん中で絶好の天気だったので当然なのだけれど、

私も次の言葉で念押しをした。

「私が帰った後から雨が降りますよ」と。

夕刻名古屋から新幹線に乗ったころには窓の外はかなりの雨になっていた。

必ずしもいつもそう格好よく行くわけではないが、今までに数限りなく救われた経験がある。

その分全く逆の運勢・・の人もいるので

その人には「おかげささまで・・・。」とお礼を申し上げておこう。

しかし今回付き合ってくれた旧友はその名を「晴夫さん」という・・・・。