昨晩はアルコール休肝日でした。仕事を終えてからの作業です。FOOTYクラスのRCヨット製作(NIPPER)に少し飽きたので、ちょっとだけ浮気して飛行機を作ります。当然、登録が面倒なので100g未満で製作します。

 

 電動RC飛行機を開始したのはうん十年前の湘南アストロメイツ時代で、ヨシオカのサンディ(フラットボトム)が最初でした。当時最強だったタミヤのテクニゴールド540VZにヨシオカ7x5ペラダイレクトで重い7セル(8.4V)の京商1200mAHrニッカドで飛ばしました。全備で1500g以上あり、軽快とは程遠い飛びで、しかも飛行時間が3分ほどでした。この機体はOS20FP で飛ばしていたものの簡易コンバージョンでした。

 もう少し長く電動で飛ばしたくなり、プレーリー+同モーター&同ペラ+タミヤ6セル1700mAHrのニッカドでコンバージョンしました。 この機体もENYA09Ⅲで飛ばしていた機体で、もともとは800gほどでした。電動化で1100gとなりましたが、それでも400gほどサンディより軽くなり、バッテリーの高容量化と中スローで飛ぶことで飛行時間は倍増しました。その翼型と小さなパワーのせいで風下から戻ってこられなくなることがしばしばあって、風下の遠い田んぼに乱暴に着陸させて50-100mも歩いて機体回収に行きましたが不思議と壊れないタフな機体でした。今思うとゴム留め主翼がヒューズとして働き、さらに全体的に軽量だった割にはランディングギア類が強固なので壊れなかったように思います。

 そんなことがあって、プレーリーは電動RC飛行機の2機目として強く印象に残っていました。今回はMinimumRCから必要機材を調達して100g未満になるように33%バージョンを製作します。図面は当時のものが机に残っていました。調達した機材です。↓

 機体の材料は新規に購入無しで家にあるあり合わせ材料で進めます(トロ箱、食品トレー、2㎜スチレンボードの端、ダイソーカラーパネルの端、スクラップバルサ、コーヒーかき混ぜ棒、リンケージ用0.8㎜線など)。

 

プレーリーの図面を33%縮尺でCOPYして主翼製作開始です。

 

①    工作用厚紙で主翼翼型テンプレートを2枚製作、33%COPYの翼型で切り出します。そしてそれにIPAで少し薄めたエポキシ液を縁に筆塗して乾燥、その縁を2000番のペーパーで滑らかにしました。エポキシ液を塗らないと紙は焦げて凸凹になります。

②    主材料として中古トロ箱から発砲スチロール板(200㎜v100㎜)を2枚切り出して、その側面両端にマチ針で上記のテンプレートを固定しました。

③    自作スチロールカッターでテンプレートに沿って主翼を切り出しました。 カッターはダイソーの0.26㎜SUS針金で自作したもので、全幅300mmまで対応します。 事前実験では13Vで発泡スチロールや紙テンプレートが焦げずにサクサク切れました。先にトロ箱の不要部分で最適な電圧を決めましょう。私は電圧や電流設定の自由度が高いDC電源装置を使っています。

④    切り出した2枚の主翼に上反角を付けてエポキシで接着しましたが、接合部付近の強度に不安を覚えたのでコンビニコーヒーの混ぜ棒でカンザシを作って埋め込みました。それでも主翼の後縁付近が薄いせいか弱かったので、クリアテープで全面被覆しました。 これで十分な強度が確認されました。全幅は400mm弱です(上反角分短い)

完成形は↓です。

充実した夜でした。今日はここまで