またやってしまったよ。今年初投稿。
何と、去年の5月から投稿していない。知らんぷり

そして、いつも通りのいきなりの展開だが、あれから1週間経ってしまった。
あれだよ、あれ!
TVアニメ「進撃の巨人」The Final Season完結編(前編)

 


そして私は、すっかり
 

「ハンジさんロスなんだよっ!」


丁度左目の調子が悪くなったから、このまま眼帯生活してみようかなって「ハンジ」「眼帯」「黒」で楽市検索しちゃったくらい、ハンジロスなんだよっ!

何年前だったか、全くの無の状態で観てみた第1話(アニメ)。電気が走ったね。あんぐり
ただ「人を食らう巨人の気持ち悪い漫画」だと思っていたそれまでの自分に、怒りを覚えたんだよ。そして、一晩で25話分観てしまった。進撃の巨人の魅力にとり憑かれたのさ。

進撃の巨人の魅力を一言で表現するのは難しい。最後の最後になってきた今でさえ、その魅力はじわじわと進撃してくるからね。だからあくまでも一個人の感想として聞き流してくれ。相対する者を理解しようとする事の大切さに気づかせてくれるストーリー、そこに魅力を感じたんだ。あいつにも観せたいよ。何て言ったっけ?ロシアのあいつ。ちょっと不満

当初、人間対巨人という単純明快なストーリーであった筈が、シーズンを経る毎に複雑になっていく世界観とキャラクターの生き様。その中でも、一際異彩を放つキャラクターが、ハンジさんこと14代調査兵団団長ハンジ・ゾエ。
前半では、巨人の魅力にとり憑かれた変人隊長として登場し、数々の迷シーンを残してくれたハンジさんだが、後半、特に団長になってからは、上に立つ者としての責任と苦悩も見え隠れして、実に人間らしい側面も見せてくれた、ストーリーの上でも要所要所で重要な役割を担う存在として無くてはならないキャラクターだ。
そんなハンジさんの魅力もまた、ストーリー同様、他を理解しようとする人柄にある。人とは違う視点から物事を見て、とことん調査、研究して理解しようとする。こんなハンジさんだからこそ、信頼され、最終的には敵国の兵士とも仲間になってしまえたんだ。
そういえば新団長任命の時も、こんな言葉でアルミンに仲間を託したよね。
「調査兵団団長に求められる資質は理解することを諦めない姿勢にある。君以上の適任はいない。」

原作では既に最終話を迎えている進撃の巨人だが、アニメで知った派である私は、今現在も最終話を知らない。普段からネタバレを目の当たりにしないよう慎ましく暮らしているからだ。しかし、この完結編(前編)が放送されるにあたり、告知されていた画像の中にハンジさんがいない事に気づき、数か月前から心穏やかではなく、今回の放送は心して臨んだ。そして、話が進んでいくにつれ、そのソワソワがついに確信となった時「嫌だ、ハンジさんが死んじゃう!」と久々に声を出して号泣した。登場キャラクターもそれぞれに号泣していたが、多分、どのキャラクターよりも私が泣いていた。不安泣

第一章の締めとして、このハンジさんの最期を見届けた私は脳内パンク状態。正直、その後のストーリーがうまく飲み込めなかったので、再度観ようとしているが、その場面が来るかと思うと切なくて観られていない。
ただ、戦闘終了後、ハンジさんの目の前に広がる青空と死んでいった仲間たちが穏やかな表情で立っている光景、雲の中を飛んで行く飛行艇を見届けたハンジさんの表情、モブリットに手を差し伸べられて立ち上がり、エルヴィン団長に不満を言ってるシーンは少しだけホッとしたよ。

さて、TV放送後、関連モノを色々と見聞していて、ハンジさんの戦闘シーンで使われてる曲についての疑問が湧いてきたので調べてみたよ。キメてる

 

 

これがその曲。指差し

因みにこの曲、アニメ19話「噛みつく」で、女型の巨人と闘う仲間たちを見殺しにしてまで馬を走らせるリヴァイ班に疑問を持ったエレンが、巨人化して女型と闘うか、リヴァイ班を信じてそのまま突き進むかの選択を迫られるシーンでも流れたんだ。
曲名も歌詞もドイツ語。流石に訳すことは不可能なので他力本願。丁寧に解説されているサイトを見つけたので和訳の引用とリンクを貼り付けしておくよ!

Lingvistiko~東北大学言語研究会による、言語初学者のためのwebサイト~
アニメ「進撃の巨人」とドイツ語 ~その④「Bauklötze」~

 

 

積み木

 

それは積み木遊びのよう

石で慎重に壁を作る

それは積み木遊びのよう

空の積み木箱を私は見る

あなたは悪気もなく汚い手で私の壁を破壊する

その日はそれは焼けるような夕焼けでした

私は積み木をあなたから隠す

私の子供の頃の悲しい思い出

それは破壊者か創造者か?

憎悪の残り火と共に私たちは剣を振る

それは私たちの運命か、意志か?

この熱風が私たちの翼を奪うまで、私たちは戦うつもりだ

それは積み木遊びのよう

石で慎重に壁を作る

それは積み木遊びのよう

空の積み木箱を私は見る

あなたは悪気もなく汚い手で私の壁を破壊する

私は積み木箱の中で何もしない

私は何も失いたくない

私はあなたから積み木を隠す

私は再び慎重に石で壁を作る

 

 

太字にした歌詞がまさにハンジさんの戦闘シーンと重なってまた泣けるよ。

それから、今回の作品で、リミッターを外してやれること全てをやった、という林監督をはじめとするMAPPA(アニメ制作会社)の皆さんにも感謝したい。100カメ観たよ。膨大な作業の積み重ねがこの作品に繋がったんだね。素晴らしい映像だった。
ハンジさんの最期の餞に最高の花道を飾ってくれたよ。泣き笑い

ここへ来てお気づきだろうか?いつもより(?)文章と語尾が微妙に不自然なことを。それは何となくハンジさんの口調を意識してしまったからさ。キメてる

もしかしてだけど、進撃の巨人を観てない、ちょっと観てみたいかも、でも今までの全部観る熱意はまだない、なんて人がいたら、こちらの動画はどうだい?25分。アニメ放送の約1話分の時間で今までのストーリーが理解できる…かもしれない。
理解しようとする事を諦めちゃダメだ。真顔

 

 

ああ、やっぱり進撃の巨人って素晴らしいな。ニコニコ