航海日誌 -166ページ目

チッタレ…


「ど~も~、スポーツ漫談のヘタレとチッコ、略してヘタレチッコです~」

「だ~か~ら~、ちっとも略してないじゃないですか」

「まぁ、実はあまり考えちゃいなかったんですが、『ヘタコ』じゃぁねぇ…」

「なんで貴方の名前が先に来るんですか。チッタレだっていぃんじゃない?」

「チッタレですかぁ…、なんかいろんな物がタレていそうですね」

「ダメなの?」

「ダ、ダメな訳ないじゃないですかぁ~…最高っすよ(>_<)」

「あら、苦しそうね~」

「ま、まぁ…とにかく今回はチッコさんの怪我の件、あれからどうです?」

「どーもこーも、縫ったわけじゃないですからねぇ、たいしたことないんじゃない?笑うと少し痛いけどね」

「チッ!…」

「あれ?今、チッって舌打ちした?」

「な、何をおっしゃるウサギさんですよ。チッって、チッコさん可哀相だなぁ…のチッですからぁ。最後まで聞いて下さいよぉ~。だいたいチッコさんて笑う時あるんですか?」

「ありますよ~、失礼しちゃうわね」

「いや、うちではいつも『能面』のようですし、虫の居所が悪いと『般若』の顔になるしぃ~、想像つきませんねぇ」

「何言ってんだか…誰かさんの給料が10倍になれば、毎日笑って暮らせるでしょうよ」

「って事は…500万円ですか?そんなにいります?」

「しょーもない(´Д`)、30万よ30万!」

「いやぁ~、そんなに低くはないっしょ…でも、近いかも…」

「給料が無い月も何回かあったでしょ。大変だったんですからね」

「(T_T)あぁぁ、あん時ゃぁすみませんm(__)m…って、そんな話しじゃなくて、試合で無理しちゃ駄目だかんね、っていう話しでしょうよ」

「あんたみたいに、全く無理しない…無理出来ない人には言われたくないけど、今回は皆さんに迷惑かけちゃったし、猛省しております。本当にすみませんでした」

「まぁね、バスケットの超強豪校で揉まれまくったんで、つい手や身体が反応しちゃうのは判らないわけじゃないですがね。私もつい身体が動いちゃいますもん」

「・・・・・・」

「い、いや、身体といっても眼だけですけどね…ま、揉まれて反応するんなら、チョット私が揉んでみましょーか?」

バッッチーン!!
( ̄▽ ̄;)イッテー




やっちまいました…


秋めいた陽射しの差し込む体育館でそれは起こった。

キャー!!!!
(ノ゚皿゚)ノ



千葉市のスーパーチームインパルスのスーパーレシーバーの私が、平均身長3メートルを超すチームの火の球スパイクを、何時ものようにな~んなくレシーブしたところ、連戦につぐ連戦で私のパトリオットレシーブがコンマ1秒ぶれてしまいボールはコート外へ…


その刹那!!、私の脇を黒い小さな影が駆け抜けた。


「あ、あれは何だ」

「鳥か?」

「飛行機か?」

「ロケットか?」


「いや、スーパーチッコだぁぁぁ~…」



そーです。彼女はスーパーチッコさんなんです。


一千年の未来から時を超えてやって来た、智恵と力と勇気の子。
進~めジェッター……いやいや違~う…


まるで獲物に襲い掛かるコアラのように、チッコさんはボールを追って二つ並んだパイプ椅子に向かってジャ~ンプ
ノ>o<)ノトォーゥ


ガッシャーン!!

その時私は動いた…
よりも早く香織姫は動いた。


「動かないで!大丈夫ですか」とチッコさんに寄り添う彼女。

「へへっ…大丈夫ぅ~~ですぅ~~」と気丈にも笑うチッコさん。

しか~し、チッコさんの額からはおびただしい出血があり、顔はもちろん傷口を押さえた指の間からも血が流れ、秋の陽光に輝く体育館の床には血だまりが……しかも、チッコさんの額には早乙女主水之助のような向こう傷がぁぁぁ…


旗本退屈男ならぬ元々退屈男の私も、この時ばかりは点数を稼ごうとチッコさんに近付こうとしましたが、彼女の周りは人山の黒だかり…いやいや、黒山の人だかりで近付けず。


まるで参加選手の半分以上の人達が集まったような感じで、チッコさんを心配しながらも、申し訳ないやら、穴を掘って入って蓋をしたいやらでございました。


「こんなに大勢の人に、彼女は愛されている…」
(゜o゜≡゚O゚)

全北総が泣いた!!!


その後、稲坂ママに入っていただき、残り試合をサクッと消化する事が出来ました。

チッコさんは、常田さんがビールを冷やしていた大事な氷を頭に乗せ事情を聞きに来た人に、ヘニョヘニョした顔で説明をしておりました。


事情も事情なので一足先に体育館を後にして、自宅近くの病院で治療をしてもらいましたが、香織姫の適切な応急処置と、常田さんのビールの次に大事な氷のお陰で、患部の腫れも無く大事に至らなかったのは、ひとえに私の日頃の仁徳の賜物と存じ上げております。


私が本人に気をつけなさいよと申しましたら、
ど~もスイヤセンした
( ̄∠ ̄;)

と、申しておりました(嘘)



惨劇!!!!


昨日、北総大会で私の無謀なプレーのせいで怪我をしてしまい、北総の役員の方、酒々井のあじさいの皆さん、会場内にいた方々には、大変なご迷惑、ご心配をおかけしてしまい、申し訳ありませんでした。

たくさんの方々がタオルで、私や床に流れた血を拭き取って下さったのだと、後で夫から聞き、感謝の気持ちで、いっぱいです。

特に、常田さんの氷と、かおりちゃんの適切な処置のおかげで、腫れもほとんど出ず大事には至りませんでした。

傷口は浅くテープで止める処置で済みました。この場を借りて、皆さまに、御礼、お詫びをさせていただきます。

ありがとうございました。

       by チッコ