誤審 2016/09/14
2016/9/14(水)
インディアカに限らずスポーツの判定には誤審が大きな問題になります。
それも、かなりの頻度で、且つ大事な場面で起きる傾向にあります。
普通の大会ではチームのメンバーが交代でその任にあたります。 よく帯同性とは書きますが、チームに審判専従者が帯同している事はまずありませんので、厳密には帯同してるわけじゃなくて、ゲームの合間にプレーヤーが審判をしたりされたりしていますよね。
お互い人間ですから好き嫌いの感情が入りそうなもんですけど、やはり真面目な日本人なんでしょう、けっこうちゃんとジャッジをしています。
もちろんプレーヤーがジャッジしますから試合感も練度も充分な選手が審判台に立ちます。 それでも誤審は無くせません。
選手同士が重なってたら見えませんし、照明が床に反射しても見えませんね。
JIAのお偉いさんに「見えませんでした」というハンドシグナルを作って下さいとお願いしてるんですが、まだそこまでは話しが進んでいません。
つまり、審判は常にコート内のあらゆる場所を同時に見ていなければならない、と言われているのと同じです。
テニスやバドミントンには「見えないポーズ」があるんで、そのうち採用してくれるかもしれませんね。
今のところ最終判断は主審の専権事項なので、見えようと見えなかろうとホイッスルを吹笛して左右どっちかの手を上げなければいけません。
自信ありげにね(笑)
そこでプレーヤーのキャプテンなり監督から「質問」を受ければ、手短に説明をしなければなりませんが、質問の形態を取ってはいても、質問者はなんかちょこっと怒っていますから「はい、分かりました」とは収まりません。
そこで主審が誤審を認めず頑張っちゃうとトラブルになります。
少し高い台の上に乗って大きく手を拡げてホイッスルを吹くんですから、照れ屋さんだとそれだけでいっぱいいっぱいですよね。
更に、選手、監督、はたまた見物人まで混じって、あ~でもないこ~でもないと無責任な意見が出てきますから、審判なんて絶対にやりたくない!という人が大多数だと思います。
プロ野球の審判は、審判試験をパスしたプロの審判なんですが、それでも誤審を起こし新聞紙面で吊るし上げをくらっています
最近はビデオ判定が導入されましたから、誤審自体は減少傾向にありますけどね~。
相撲もビデオ判定を導入してますから、これも誤審による不満は減っているのでしょう。
でも行司差し違えは残りますから、行司さんもエライ時代になったもんです。
ただ、時間の大幅なロスですから試合時間は当然長くなりますね。
バレーボールなんか、時間短縮の意向もあってラリーポイント制を始めましたが、選手の能力が向上して審判の「眼」が追いつかず、チャレンジシステムも考え出されました。
早く終わらせたいのか、終わらせたくないのか、関係者も切ない気持ちでしょうね。
プロ選手の試合はプロ審判が裁き、アマチュアの試合はアマチュア審判が裁きます。
ではセミプロに試合はどうでしょうか? セミプロとは、その専門分野のスポーツだけでは生活が出来ず、どちらが本業なのかは分からないけど、主にスポンサードされてる企業に就職して、仕事とスポーツの二足の草鞋を履いてる選手をいいます。
つまり野球でいえば都市野球選手、バレーならVルーグ選手、バドミントンでも卓球でも柔道でも陸上でもほとんどの選手がセミプロのようです。
まだまだ日本では、プロスポーツの世界は狭き門となっています。
野球やサッカー、ボクシングなどは稀も稀、超の付くほど稀なプロスポーツなんでしょう。
例外的にスノーボードとかサーフィンなどで生計を立てている選手もいますが、日本国内の事情はかなりお寒い状態と言えますね。
それで、VリーグやBリーグ(プロバスケット)の審判は、団体職員や教員を中心に多くのボランティアの好意に頼っているのが現状だと認識しています。
中には審判が好きで好きで仕方がない御仁も例外的にいらっしゃいますが、一方で協会を維持していく上で仕方なく休日を返上して審判をなさってる人もいらっしゃいます。
ですから、あまり審判を追い込むと審判をやってくれる人が出てこないという事にも成りかねません。
休日返上して出かけて行って、僅かばかりのお手当とお弁当を頂いて、選手からは鬼のような形相で睨まれて、本部役員から叱られて、女房から「帰りにミーちゃんの餌を買って来てって言ったわよね!」と面罵されて、もうたまったもんじゃありません。
※注:我が家の事ではありません。
しかーし、此等は審判サイドの問題であり、選手側からすれば全くの別問題であって、誤審なんか冗談じゃないと思われるでしょう。
でもこれって「車を降りれば貴方も歩行者」という交通スローガンと同じで、立場が替わればやはり誤審問題は付いて回るんですよね。
去年11月、WJBL(バスケットボール女子日本リーグ)でこんな誤審がありました。
誤審というよりも、本部からの誤判断?という感じですが、シャンソン化粧品は審判個人に対して3.000万円の賠償を提訴しました。
WJBLに対してならいざ知らず、審判個人に対してですから、きっとメディアで取り上げてもらいたかったんだと思います。
その後、訴訟を取り下げましたからね。
我がインディアカでは幸いここまで誤審で拗(こじ)れる事はありませんが、選手と審判は表裏一体の関係なので、お互い歩み寄れる重心点を模索しながら、楽しく汗を流したいものですね。