展開だ…
最近の競輪のCMで、「お前、山田に引っ張られすぎ。脇に控えてた鈴木さんがキーマンだよ。外から鈴木さんが一気にグッ…と来るんだ。展開だよ展開、展開を読まなくっちゃな…」みたいな会話がありましたが、夕べから今朝にかけての東名も、まさにそんな感じでしたよ。
時間は、真夜中。
場所は、豊川の赤塚PA先の東名上り線。
赤塚PAを出ると左車線に富士の日◯食品のローリーが、約6台程のライン(自転車競技ではトレインといいます)を作っています。
時速は75km。
右側車線には暗くてよく見えないけど、低床4軸の宅配系のバン車が先頭で、冷凍車が軽くアオリつつ、やはり6台程のラインが出来ています。
宅配系の雑貨便は大体80kmで走行します。
その差5km。
ジワッジワッと雑貨便ラインがローリーラインを抜きにかかっていますが、2台目の冷凍車の後ろがチギレかかっています。
私の出で立ちは20Fなので全長12m。
もう少し…もう少しチギレてくれれば3台目に入れるかもしれません。
しかし私は展開を考えました。
この先、長めの下り坂が始まります。
『エンジンブレーキを使用』との注意書きが物語っています。
デジタコ車の雑貨便は、CC(クルーズコントロール)を80kmに設定しているはずです。
もちろん、ローリーもCCぐらいは入れているでしょう。
でも重さに勝るローリーは惰性がついて、長い下り坂では若干ながらスピードが乗るに違いない。
それなら此処はグッと我慢でローリーラインのケツにつこうと決めて、ジワッと追い越してくる隣のラインを見つめます。
「たれろたれろ…」と呪いの呪文まで吐きつづけます。
やがて、峠の頂点を過ぎると、待ってましたよの下り坂。
案の定というか展開通りにローリーが加速を始めて、雑貨便ラインに追い付いてまいりました。
「もうちょいもうちょい…」
が、しかし…
なんと、こちらのラインがたれて来たじゃありませんか。
そーです、CCには『オーバースピード設定』というのがございまして、私の場合も3~8kmの範囲で設定出来ます。
つまり3kmに設定していれば、75km+3kmで78kmになると排気ブレーキが効いてきて、それ以上のスピードにならないようになってます。
まぁ、坂がきつかったり重量が嵩めばその限りじゃないですけどね…
多分ローリーさんは+5kmに設定していて80km以上出ないのでしょうね。
こうなるともう駄目です。
だって、下り坂が終わると次はだいたい上り坂になるんですから。
展開を読んだつもりでも、こんな事ってあるんですね。
それからも、抜いたつもりが工事車線だったり、ラインを引き連れて調子に乗ってると、途中のバス停から入ってきた乗用車にラインを乱され、ついでに隣のラインも乱されて前半分が私の前に逃げて来て、結局、番手争いにもはいれずに20分位中盤に埋もれてしまった時もありました。
結論…
「まぁ、人間と人間だ、そう上手くは行かねーよ」となりますかね。