ご無沙汰しています。時の流れが速すぎてついていけず、引きずられるように毎日を過ごしているいなさでございます。
私の長男、一ちゃんはこの4月から中学生になりました。中学生といいますと、少し大人な感じがしていたものですが、一ちゃんを見ていると、中学生はまだまだ子供だったのねーなんて、しみじみと思ってしまいます。
毎年、4月半ばに恒例の一年生だけにある4教科実力テスト(英語除く)がありました。小学校まででどの程度力がついているかの、判定をするものです。
小学生までの一ちゃんは、本当に野球しかやってこなかったんです。まあ、私はいつもぶーぶー言ってましたが、どこかしら小学生だしとかの気持ちがあって、力を入れてこなかったんです。
だから、実力テストは、期待できないなあって思ってたはずなんです。思っていたはずなのに、その通りの成績が返ってくると、何というんですか、やっぱり怒りが湧いてきてしまいました。
しかし、私の怒りを一ちゃんにぶつけることはありませんでした。なぜなら、私を遥かに超えて激怒しまくった人がいたからです。
そう、主人でした。
声を荒げて怒るということに無縁のような主人ですが、実力テストの結果報告書を一ちゃんに怒鳴り散らしながら投げつけていました。
もうね、私、主人の気が変になってしまったんじゃないかと、呆然としてしまいました。主人の言葉は、
「おりゃーどりゃー」
としか、聞こえませんでした。ふと、一ちゃんを見ると、ぶるぶる震えてうっくうっくしてるんです。
ああそうだ、かばってあげようかっと我に返ると、主人の声が聞こえてきました。
「おまえなんかー、僕の子供じゃないーーーー。」
えっ
いやいやいやいやいや、間違いなくあなた様のお子様ですよーっと心の中で突っ込みを入れていると、
「一体、誰に似たんやーーーーー。」
ん
まさか、私に似たと言い出だすのかしらっと、私はこっそり主人の見えないところに立ち、腕組みをしながら考えました。
ここは、反論するべきだろうかその通りーっと肯定するべきか
うーん、はてさて、どうしよう。
なんて思ってる間に、
「もう、学校もやめてしまえー。」
っと一ちゃんの学生服を投げつけていたので、私は、逃げるようにそそくさと二ちゃんと三ちゃんを連れて、お風呂に入ってしまいました。
「パパ、大声出して、うるさいよねー。」
「きっと、外に丸聞こえだよ。恥ずかしいなあ。」
なんて、そんなに怖がる様子もなく、一出来事のようにたんたんと話す女子たちを見て、女は強いなーっと思ったのでした。
これが、5月の連休明けの話で、後二週間ちょっとで、中間テストが始まるぞって頃でした。それからの主人は、人が変わったかのように、仕事から帰ってくるなり、一ちゃんに貼り付き、勉強をさせていました。
何とか、中間テストでリベンジしようと考えたようでした。
そして、一ちゃんに張り付いてみて初めて、一ちゃんがいかに勉強をしてこなかったかがわかったようで、時に私にもあたっていました。
「よくこんなになるまで、放っておけたものだな。」
そうして、中間テストがやってきました。
一ちゃんも主人も自信満々。
前回の実力テストでは、230人中120番くらい。(なぜくらいかと言うと、主人が怒って、何番だったかを担任に聞きに行くのを拒否したため)で、今回の主人の予想は、10番以内。
んな、あほな。。。
一ちゃんの中学は、市内の公立の中で(公立しかないけど)一番成績のいい中学なんです。教育熱心な親御さんがとても多い。
あっ、もちろん、私も教育熱心な親の一人に入ってますよ。
しかしながら、現実は厳しかった。。。っていうか、今まで培った実力
がほんの2週間ほどで簡単に逆転できるなんて、そんな甘いものではなかったのです。
まずね、ぼぼんの凡ミスが多すぎました。
問題をしっかり読めー。とんちんかんなこと書いてるし。
解答欄を間違えるなー。左右上下反対に書いてるし。
まあ、ため息ばかりでました。主人は信じられないくらい早く帰ってきて、帰ってくるなり、問題の答えを出して、一ちゃんに問いただして、また切れてました。。。
「おまえは、おまえはーーーーーー。あれほどやったのにーーーーー。」
もう、ある種、悲鳴でしたね。気の毒に。。。
まだ順位は出ていませんが、そうですね、平均点くらいで、だいたい真ん中より少し後ろということを考え合わせても、2ケタにはなっているんじゃないかと。まあ、50位には入ってなさそうですけど・・・。
一ちゃんは、初めてあんなに勉強したんじゃないですかね。私としては、勉強し続けることができるんだぁっという驚きの方が強かったですけど。
ママ友たちとは、幼稚園時代とはまた違うバトルが始まろうとしています。
「今度は期末。夏休みが勝負ね。」
合言葉になりつつあります。