- 運命の人(四)/山崎 豊子
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やっと、全部、読み終えました。一巻ずつの予約だったので、随分、時間がかかりました。
字数的にもそんなに多くないので、すぐに読めるはずです。私は、眠くてなかなかでしたが・・・。
感想というのはあまりないというか、この本は、こんな過去の事実があったことを世間に知らしめたいということから書かれたようなもので、背景的に違うこともあるようですが、そんな作者の意図を感じられました。
四巻は、主人公が沖縄で暮らすようになって、今まで、紙の上でしかしらなかったことを現実問題として、沖縄で起きた戦争の様子や、沖縄での基地問題が本土では、いかにいい加減に考えられているかということを問いています。
そうなんですね。沖縄も日本であるのに、どこか日本でないような感覚も確かにあります。そして、基地など近くにはないものですから、基地の近くに住んでいる住民の気持ちなどわかりませんでした。
でも、この巻を読んでいると、アメリカに対して、ものすごい怒りがこみ上げてくるような、そんな気持ちになります。でも、そこに住んでいたら、しょうがないと泣き寝入りすることしかできないのかもしれません。
少し、考えさせられました。