愛のひだりがわ/筒井 康隆
¥1,890
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KING 3さん がいいって言われていた本を読みましたよ。ニコニコ



最近、ぱっと読める本がいいなんて思ってしまうのは、なぜなのか、本を選ぶ時の基準として、あまり厚くないとか、字が細かすぎないっとか、楽に読めそうな本に走ってます。疲れてるのかもしれません。



筒井さん、読んでて、いろんな事を思いました。どうして、子どもの頃に読んでたという印象しかないのかなあって。それは、子どもから、大人まで楽しめる本なんですね。



そう、この本も、こどもも、本当に楽しく読めると思います。ニコニコ



「愛のひだりがわ」の愛は、主人公の名前であって、でも内容的にも”愛”がかけてあるのでしょうね。


こども特有の不思議さで、愛や空色の髪の同級生サトルには、いろんなことができてしまいます。愛は、犬と話せる能力がありました。サトルは、空中浮遊ができたということです。愛は小学6年生で、父が蒸発したり、母が死んだりといろんな不幸に見舞われます。でも、いつも愛のひだりがわには、愛を守る人がいたり、犬がいたり、時には、死んだ母の霊がいたりしました。そう、いつも愛には、ひだりがわに誰かがいたのです。そして、いろんな事件に巻き込まれながらも、中学三年まで、皆に守られながら、成長していきます。そして、そう、こどもではなくなっていくのです。



相変わらずの突飛な発想というか、突飛なことばかりなのですが、それが面白い。疲れている時に、何か楽で楽しめる本をと言う時に、ぜひお勧めします。



面白いです。お勧めです。ニコニコ