隣の奥様は、いろんな美容院に行くのがお好きです。初めて訪れるあの感覚が好きらしくて、車で20分圏内なら、だいたい行ってるとのこと。
それで、私は、雑誌を持って、隣の奥様に相談に行きました。どこがいいかなあって。
「縮毛矯正、いいわよお。朝のお手入れが簡単。何もしなくてもよくなるわよ。」
縮毛矯正とは、癖毛を直すこと。つまり、ストレートパーマのことなのですが、私は、ここ何年もパーマをかけていません。ストレートパーマなんて、独身時代の無敵(?)を誇っていた時しか、かけてませんから。
それでそれで、よーし、やってみるかあって、その気になった訳です。
美容院って、若い頃は、何とも思わなかったのですが、最近、とても感じるものがあります。
美容院とは、”老い”を自覚させるものです。
だって、ずっと鏡見てるんですよ。いえね、本を読みましたよ。自分の顔を直視しないように、避けるようにね。
でもね、チラチラ見てて、これ、私じゃないとか、この鏡、何か、おかしくない?とか、自分で思ってる訳です。
で、縮毛矯正をやってもらいました。「きらぴかスーパーストレート」なんて洒落た名前がついてるやつです。
綺麗です。髪が。つやつやです。髪が。手触り抜群。もちろん、髪が。
はあ。昔、ストレートパーマをかけていた自分と今の自分って、全然、違いすぎ。
髪が綺麗な分、歳取った感じが浮いてくるような気がするのは、きっと、気のせいではないのでしょう。
ちょっとだけ、落ち込み気味の縮毛矯正でした。