一ちゃんの夏休み明け漢字テストが昨日あったそうなんです。でも、すぐに採点してもらって、持って帰って来た訳ですから、先生ってすごい。大変です。
しかし、一ちゃんは、帰ってくるなり遊びに行ってしまって、私にその漢字テストの答案を見せたのは、夕方6時半を回っていました。
テストを見て、驚きました。56点だったんです。
まあね、私も夏休みに一回しか、漢字テストの特訓をしませんでしたよ。先生もかなり厳しく採点されてましたよ。止めはねや、適当に書いてある字は、すべてペンっとはねてありました。
でもね、56点はないでしょう。
「だって、一ちゃん、勉強したけど、忘れちゃったんだ。しょうがないよ。」
怒り狂った私は、怒鳴り散らかしてました。
「小学生が100点以外とることってあるのかー。」
滅茶苦茶言ってやりました。私もまさか、小学生が100点以外とらないなんて思ってませんよ。もちろん。
怒りすぎて、言ってることがメチャメチャになっただけです。当然です。
そんな私のところへ、二ちゃんと三ちゃんがやってきて、言いました。
「ママ、うちで一番賢い一ちゃんが56点ならさ、二ちゃんはまだ100点しかとったことないけど、4年生になったら、二ちゃんは、20点くらいかな。」
「じゃあさ、三ちゃんは、0点?それは少ないから、1点くらいかな?」
うちは、一ちゃんが一番最初に生まれたのだから、何でも一ちゃんが一番すごいみたいなことが言ってあるので、二ちゃんと三ちゃんは、真面目に言ってきたのでした。
一ちゃんと私は、顔を見合わせて、笑ってしまいました。
そして、また明日(今日)、再テストがあるということだったので、怒りまくりながら、漢字を書かせていました。
主人が帰ってきました。また怒られるかなっと思ったら、ちょっとかわいそうになっちゃって、
「さっきまで、死ぬ程、怒ってやったから。ちょっとやる気なくしてるから。」
っと、フォローを入れておきました。
主人は、ため息をついていました。
「ママ、そんな勉強のさせ方じゃだめだよ。全く同じ問題がでるなら、出るところだけ覚えさせないと。頭の悪い子の点のとらせ方だよ。僕がみるから。」
っと言いました。私は、文を全文書かせていたのですが、主人は、文の中の問題になっている空白の部分だけを書かせました。
そして、一ちゃんは、今日、漢字の再テストの答案を持って帰ってきました。
ニコニコでした。100点でした。
「100点だったから、遊びに行っていいよね。行ってきます。」
はあ、何だかなあ。日常の1コマでした。