- 5年3組リョウタ組/石田 衣良
- ￥1,680
- Amazon.co.jp
いいですね。石田さん。この方の人柄が出てるような、そんな本だと思いました。
この本は、「池袋ウエストゲートパーク」にとても似ていると思いました。主人公が教師に代わっただけで、そう、石田さんが主人公のような気がします。
いろんな問題の起きてくるクラスの中でのことを、天然で素直な教師が向かっていって、ちゃんとパッヒーエンドに持っていくという、とても後味の良い、読んでいて、気分の良くなる本です。
小学校は、本当に女性教師が多くて、一ちゃんの学年にも二ちゃんの学年にも、男性教師がいません。時に、女性教師の方が、細かくて小学生にはいいのかなっと思ったりもしますが、やはり、半々ぐらいが望ましいのかもしれません。しかし、子供を持つ女性教師には、厳しい職場なのでしょう。きっと、家は、放りっぱなしになるのだろうなっとか、一体、どんな生活なんだろうと見てみたい気さえします。
この本の中に出てくる子供のいる女性教師は、あまりやる気のない先生として登場していますが、一家の主婦がそれも小さな子供までいるとしたら、毎日、朝早くから、夜も８時９時までなんて、とても私には信じられないことです。
そちらの方に、ちょっと焦点を絞ってほしかったと、本は面白かったのですが、感じてしまいました。