8月に子どものピアノの発表会があります。



それで、私は、躍起になって子ども達に指導しているんです。



指導と言いましても、私自身、小学校6年生までしかピアノは習っていませんでしたし、後は、大学の時に、小学校の教員免許を取るために、ピアノを大学でかなり練習したという程度なんですが・・・。



そんな私に、ピアノの先生は、細かく家で指導するようにということを言われた訳です。


なぜそんなことを言われたかと言いますと、一ちゃんと二ちゃんが幼稚園の時のピアノ発表会は、親と連弾だったんです。弾けないと言われる親御さんも、片手でいいから、伴奏するみたいな、それも出来ない方は、さすがにみえませんでした。っていうか、皆さん、それなりに弾けるんですよね。



で、伴奏楽譜をピアノの先生は、親がどれくらいのレベルかわからないので、簡単なのと難しいのを渡されるのです。



私は、自分で言うのも何ですが、努力家なんです。え~なんて声が後ろから聞こえてきそうなので、言い替えますと、天才型ではないという意味で、です。負けず嫌いと言いますか、気が強すぎるのが、いつもお話会で注意を受ける所なのです。



で、当然、その時も難しい楽譜の方を選び、練習しまくったんですね。どれくらいかって、そうですね、ざっと最後まで弾けるようになるまで、1日、100回は弾きました。


あっ、これ、大袈裟じゃないんですよ。本当に弾くんです。



弾けない自分を他人の前で、子どもの前で見せたくないんです。



で、音楽的にうまいとかは関係なく、難しい曲もすらすら弾けたりするのを見て、ピアノの先生も、私に家で指導ができると思うんです。



「一ちゃんは、一ちゃんの”エリーゼのために”になるように、見ててあげてください。二ちゃんは、3拍子がよくわかっていないので、きっちり3拍子で弾けるようにしてきてください。三ちゃんは、何をどうしていいか、わかっていないので、ちゃんと、弾けるようにしてきてください。」



兄姉妹、3人で、一曲だけ連弾するんですね。三ちゃんは、リトミック部門なので、最初無理かと言われましたが、簡単に、ドソドソレソレソぐらいをタイミングをはずさないように、両手一本ずつ使って、弾く事になったんです。



三ちゃんには、数を数えさせて、何回も練習させました。だんだん、曲と自分の数える数の感覚がわかってくるので、もう今は、大きな声で、数を数えなくてもよくなりました。



二ちゃんのソロ曲の3拍子。大声で、「1・2・3、1・2・3」と言い続けて、声が枯れてきました。



一ちゃんの”エリーゼのために”、もう勝手にしたらって感じです。得意げに速くなったり、何だかもたもたしたり、ああもう、あんたの性格がそのまま出てる~って感じで、個性を出す演奏って何???って、よくわかんなくなっています。




先生、私を買い被らないでください。こんなんでいいでしょうか~!?