例えば、
犬と猫がいるとします。
犬はワンワン吠えてうるさい。
猫は自由気ままで言うことを聞かない。
そんなふうに思っていたとしましょう。
でも、
「同じ動物」として見たらどうでしょう。
「あぁ、同じじゃないか」と、
少し許せる気がしてきませんか?
見る視点を一段上げてみる
犬と猫を
イヌ科・ネコ科で見ると違いが目立ちます。
でも、
哺乳類として見れば同じです。
さらに抽象化すれば、
生き物として、
もっと言えば存在として同じ。
極端に言えば、
世界はみんな同じ穴のムジナ
とも言えます。
反応の仕方に共通するもの
この「受け止め方」は、
さまざまな分野に共通しています。
武術、演劇、コミュニケーション、禅。
たとえば、
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合気道
-
インプロ(即興演劇)
-
スコトーマの扱い方
-
その都度、解決策を考えて今を生きる姿勢
これらに共通するのは、
まず受け入れてから動く という点です。
「Yes, And」という普遍性
心理学の世界でも、
「ありのままを受け入れてから、どうするか」
が大切だと言われます。
即興演劇で有名な、
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Yes(まず受け入れる)
-
And(その上で展開する)
という考え方は、
どこか普遍的な原理のようにも感じます。
でも、創造の世界では話が変わる
ところが、
それだけが全てではありません。
創造の世界では、
否定や破壊 がなければ
新しいものは生まれません。
一度すべてを壊し、
リセットして、
そこから考え直す。
破壊と創造は、
常にセットです。
日本人の得意分野
日本は、
異文化を受け入れ、
自分たちの血肉にするのが上手な民族だと言われます。
島国という背景もありますが、
「否定しきらない曖昧さ」を持っています。
そこに、
統合する力 が加わったとき、
禅が示すような
静かで深い幸福に
近づけるのかもしれません。
世界は、
分けて見るほど対立が生まれ、
統合して見るほど静かになります。
どの視点を選ぶか。
それもまた、
今を生きる私たちの選択なのかもしれません。