抽象思考が、
物事をどんどん上の階層へ引き上げていく思考法だとするなら、
統合思考は、
それらをまとめ上げ、全体のバランスを取る思考だと言えるでしょう。
ここでは、
抽象思考 × 並列思考
この組み合わさった状態を
「統合思考」と呼ぶことにします。
この思考法に辿り着かないと、
ただ情報量が多いだけの人になったり、
ある一つの知識や理論を過信する
偏った見方に陥りがちです。
「総合的に考える」という言葉がありますが、
それだけではまだ抽象化が足りないことも多い。
全体と部分を同時に感じ取りながら考えるとなると、
これはゲシュタルト思考と呼んでもいいかもしれません。
苫米地英人さんは、
このゲシュタルトに時間軸を加えるアプローチをしていますが、
ここでいう統合思考は、
自分が持っている
知識・経験・思考法すべてを材料にして、
総合的かつ抽象的に捉えるイメージです。
時間軸や文脈、
その他の要素も含めて眺めながら、
その場にふさわしい答えを導いていく。
シリアルで単線的な見方の対極にある思考法で
物事を見ることができたとき、
脳の使い方が一段階上がり、
今までとは違う世界の見え方が
立ち上がってくるのではないでしょうか。