機能脳科学に感銘を受けた人のブログ

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抽象思考が、

物事をどんどん上の階層へ引き上げていく思考法だとするなら、

統合思考は、

それらをまとめ上げ、全体のバランスを取る思考だと言えるでしょう。


ここでは、

抽象思考 × 並列思考

この組み合わさった状態を

「統合思考」と呼ぶことにします。


この思考法に辿り着かないと、

ただ情報量が多いだけの人になったり、

ある一つの知識や理論を過信する

偏った見方に陥りがちです。


「総合的に考える」という言葉がありますが、

それだけではまだ抽象化が足りないことも多い。


全体と部分を同時に感じ取りながら考えるとなると、

これはゲシュタルト思考と呼んでもいいかもしれません。


苫米地英人さんは、

このゲシュタルトに時間軸を加えるアプローチをしていますが、

ここでいう統合思考は、

自分が持っている

知識・経験・思考法すべてを材料にして、

総合的かつ抽象的に捉えるイメージです。


時間軸や文脈、

その他の要素も含めて眺めながら、

その場にふさわしい答えを導いていく。


シリアルで単線的な見方の対極にある思考法で

物事を見ることができたとき、

脳の使い方が一段階上がり、

今までとは違う世界の見え方が

立ち上がってくるのではないでしょうか。


人の性質には、実は階層構造があります。


よく使われる言葉で言えば、

性格・気質・人格。

これらはすべて同じレベルにあるのではなく、

抽象度の違うレイヤーとして存在しています。


それらが存在している場所は、もちろん脳の中。

そしてその中には、

「アバター」と呼べる人格の単位も含まれています。


「アバター」と聞くと、

映画『アバター』の世界や、

ブログ・ゲーム内の別キャラクターを

思い浮かべる人も多いでしょう。


でも実は、

アバター的な存在は

私たちの内側にも自然に存在しています。


たとえば、

ゲシュタルト心理学の本の中では、

「恥ずかしがり屋のハズちゃん」

「天然ボケのボケちゃん」

といったように、

性格の一部に名前をつける考え方が紹介されています。


これは

サブキャラクター

あるいは

自分の中のもう一人の自分

という位置づけです。


重要なのは、

人格はひとつの塊ではなく、

階層構造を持ち、複数存在しうるという視点。


今回のポイントはシンプルです。


自分の中には、

サブキャラクターやアバターのように

さまざまな人格の層がある。


まずは

「そういう構造がある」と知っておくこと。


それだけでも、

自己理解の解像度は

ぐっと上がっていきます。


人はよく「同時にいくつも考えられない」と言います。

でも実は、やり方次第で並列処理は可能だったりします。


ポイントは

同じモーダルチャンネルを使わないこと。


たとえば、

・頭で必死に考えながら

・同時に別のことを考えようとする


これは確かに難しい。


でも、

お風呂に入りながら考え事をしたり

散歩中にアイディアが浮かんだり

シャワーを浴びている時に突然ひらめいたり

──こういう経験、ありませんか?


これは

物理空間と情報空間が別で動いている状態です。


体は「物理空間」で動いていて、

思考は「情報空間」で自由に動いている。


このズレが生まれた時、

人は意外と自然に並列処理をしています。


そこで一つ、面白い発想があります。


物理空間の自分はそのままに、

情報空間にアバターを作ってしまう。


作家のアバター

作曲家のアバター

哲学者のアバター

コーチのアバター


最初は「何それ?」と感じるかもしれませんが、

これは思考の使い方としてはかなり実用的です。


別人格を設定すると、

視点が一気に広がり、

一人では出なかった発想が自然と生まれてきます。


そして面白いことに、

そうして生まれた作品やアイディアが

思いがけず世に広まることもあります。


人間の脳のハードウェアは

実はほとんど差がありません。


差が出るのは

才能ではなく、使い方。


こういう使い方が「ある」と知っているだけで、

余裕があるときに

ふっと使えるようになります。


知識は、

知っているだけで武器になる。


今日はそんな脳の使い方のお話でした。