夏至について | カタギリノエンレイソウ広報

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本日は夏至、北半球は昼の時間が一年の中で最も長い時期。ということで、暦について、特別な話題をお送りします!
 

夏至


夏至
夏至は、二十四節気のひとつで、太陽が夏至点の位置 (黄道上の方向のうち、赤道から最も北側に離れる方向。黄経90°)に来ること。北半球では太陽が高く昇り、昼の時間が一年の中で最も長い時期となる (南半球では夜が最も長くなる)。

西洋では各地で夏至祭の風習が各地で見られ (ミッドソンマルダーゲン、ユハンヌス、ヨンソク)、聖ヨハネの日 (6月24日)の行事も、キリスト教以前のゲルマン人の夏至祭がキリスト教と混淆してできたものとされている。日本ではたいてい梅雨のさなかで、しかも農作業が最も忙しい時期であることもあり、夏至に関連する風習はあまり見られないようである。

夏至と天文学
中国やその周辺の地域 (漢字文化圏)では伝統的に、至点と分点の中間の位置で季節が区切られ、夏 (立夏~立秋)は太陽が高く昇り、一年の中で昼の時間が最も長い季節として位置づけられ、夏至を中心とする3か月の時期である (陰暦4月~6月に相当)。しかし、西洋の天文学においては、至点および分点そのものを各季節の区切りとする流儀があり、夏至は一般的に春と夏の境として位置づけられ、夏は夏至から秋分にかけての時期になる。また、太陽の正中高度や昼・夜の長さの変化は夏至や冬至に関してほぼ線対称となるのに、回帰線より高緯度の地域における温度 (気温・地表温度・海水温度)の変化について、最高・最低がそれぞれ夏至や冬至から1か月ほど後にずれるのは、十分な量の海水や大気によって温度の変化が緩和されることに起因し、それによって夏は春よりもさらに暖かく (暑く)なり、冬は秋よりもさらに涼しく (寒く)なるわけである。

なお、地球上の季節変化は自転軸の傾きによって形作られており、公転軌道の離心率による影響は小さいため、北半球と南半球で夏や冬の時期は互い違いにやってくる。すなわち、6月に太陽が夏至点 (黄経90°)の位置に来たときは、北半球では夏、南半球では冬になっている。12月に太陽が冬至点 (黄経270°)の位置に来たときは逆の状況となる。また、自転軸の傾きにより、北極点や南極点の周辺では、夏の時期に太陽が一日中出ている白夜となり、冬の時期に太陽が一日中地平線の下に隠れる極夜となる。

日付
日本における夏至の日付 (グレゴリオ暦による)は以下のとおり。
夏至の日付

令和6年(2024)の夏至は6月21日である。