タツノヒノエ

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正中線は、昔、空手でも急所と教わりました。

 

が・・・漫画じゃあるまいし、相手に「体を開いた状態」で立つ打撃系格闘技は存在しません。たまに格闘漫画で、「ごっ」と、顔のど真ん中 (鼻) に正拳が炸裂するシーンがありますが・・・(カオの正面を相手に向けてたのか・・・?) と突っ込みたくなります。

 

打撃系の格闘技は空手でも拳法でもボクシングでも、必ず半身に構えて立ちます。

 

ボクシングが一番半身になるかな?

 

少林寺拳法は、もう少し「やや半身」で、芦原会館も「やや半身」で、極真は、少しだけ開いて「ややや半身」。極真の場合、昔の芦原会館と違い、「掴み」が禁止されていたため、「超半身」「半身」に構えていると、深く入り込んで「両足または後ろ足を刈る足払い」をされるので、他流出身者も、いつの間にか「ややや半身」に構えるようになるのです。

 

「半身」「やや半身」だと、正中線は相手から見れば「斜め」になっていますので、「構え」だけで最低限の防御はできているのです。

 

ちなみに正中線・・・「眉間 (みけん) 」は、蹴りはもらったことあります。数十年前の話ですが。変則廻し (ブラジリアンキック) が上手い先輩との組手で、左の前蹴りが来たので、左手下段払いをしようとしたら、「蹴り足」が消えた。

 

「しまったー!」と思った瞬間、消えた左足は中段で変化し上段廻し蹴りに。

 

やや半身に構えていたため「バチャッ!」と眉間にヒット。「ぱっ」と眼前が明るく光った感じがすると共に私は蹴りに逆らわず、漫画のように左に体を捻じりながら飛んで・・・倒れました。おかげでダメージは「ほぼ0」。ただ、眉間が「じーんっ」としてました。

 

「アゴ」・・・正面から真っすぐアゴ打たれるのは素人だけです。半身に構えていたら正面のアゴには当たらないので。逆に、アゴの「やや横から」当たるので、アゴ引いていないと「脳が揺れます」が。アゴ引いて構えていると、痛くても、脳は揺れないです。だから、打撃系格闘技では「アゴ引け」と教えるのです。

 

「喉 (のど) 」は、突きをもらったことあります。今の極真は、喉とか反則になるのか知りませんが、昔は「喉」への突きはOKでした。

喉仏にモロにもらったので、結構効きました。すげぇ痛い。一瞬、呼吸ができなくなる。お返しに、その先輩の「喉」に突きを入れると、先輩の方がダメージ深刻で、「が」「がはっ」「がははっ」と咳き込んでました。

 

「胸骨 (大胸筋と大胸筋の真ん中の骨) 」・・・急所ではないけど、大胸筋で固められた昔の極真の人間の分厚い筋肉も・・・「胸骨」は筋肉つきません。「ナロー」でベンチプレスしても、胸骨だけは筋肉つきません。胸骨は鎖骨と同じく、ひじょうに骨折しやすい箇所で、打たれるとひじょうに痛い。(胸骨は、ヒビが入りやすい) で・・・毎日のように同輩・後輩に「打ってもらって」鍛えました。おかげで、どれだけ強烈な突きをもらっても耐えられるくらい頑丈になってました。

後年、知り合った人に和道流の有段者の人がいて、「ここ (胸骨) を打ってくるヤツがいるのよ」と昔話をしてくれ、「和道流でも胸骨打つんですか?」と聞くと、「うん。打たれたら、2、3日は痛みで腕が上がらなくなってねえ。あと、ここ (脇の下の後ろ) とか」と言ってました。脇の下の後ろ・・・打たれると気持ち悪い痛みが走る。

 

「水月」・・・みぞおち・・・です。

 

これは、昔は、寝っ転がって、上半身と下半身を少し浮かせて腹筋を張った状態で、水月の上を飛んでもらい鍛えました。踏まれるくらいじゃ効かないので「飛んでもらう」。カカトで「どんどん」と飛ばれると、結構キツかったですが、やがて効かなくなりました。

飛ばれる時、「ふっ」「ふっ」と息を吐くのがミソでした。吸ったらダメです。倍効きます。胸骨と水月は鍛えたら強くなります。

 

「下腹部」・・・ヘソより下、金的より上。急所ではないですが、前蹴りとかもらうと・・・何か・・・内臓のどこかが「切れた (内出血) 」したようなイヤな痛みがして気持ちが悪い感じはしました。どってことないですが、なんかイヤな痛みだったと覚えています。

 

「金的」・・・これは鍛えようがありません。前も書いたように、伝統派空手や少林寺拳法も、極真でも、古い時代の人は、道着のズボンをノーパンで履いていました。私もその世代です。ノーパンだと、金的のダメージが少なくなると言う理由ですが、誰に聞いても、「痛いものは痛いです」と言ってました。私は何度か試して、「すーすー」して気持ち悪いから、ノーパンはやめました。空手や拳法やっている人間は、特にフルコン系の空手は、金的はしょっちゅう当たるので、痛いけど、倒れるヤツはほとんどいませんでした。休みたい時に大げさに痛がるのはいましたが。半身に構えているので「モロに」入ることは少ないです。金的の防御は、これは、芦原会館で昔習ったのですが、左足前の構えの場合は、自分の左ヒザで受けて、相手の蹴りを殺す手法で防御するのです。左ヒザを斜めに、鋭角に上げて受けるのです。これで受けたら、相手の蹴り足の方がダメージ受けるので。

眉間・鼻・アゴの正中線を剣で、水月を左腕で防御の構えを取る草加竜之進 (笹一角) カムイ伝第二部より。無二流 (むにりゅう) の達人。

 

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