つづき




エンキドゥはギルガメシュと共に冒険へ行き、戦い、床を共にする。外見的特徴としてエンキドゥは女のように長い髪を持ち、ギルガメシュと双子のように似ていたが、エンキドゥの方が小柄であった。エンキドゥの容姿の比喩は出会いの前に「花婿(戦士)のように」衣を纏い、死したエンキドゥにギルガメシュは「花嫁のように」ベールをかけたと形容されている。エンキドゥは友人のために心を砕く性格であり、常にギルガメシュの気持ちを楽にし、死してもなおギルガメシュの愛する存在として描かれる。後述するフンババとの戦いではシャーマンのような変性意識状態になれる資質も見られる。エンキドゥもギルガメシュと同じような夢見の力を有していたが、彼の見た夢は自身の理不尽な末路を予見するものだった。実在した可能性のあるギルガメシュに対し、エンキドゥは定かではない。



二人には様々な関係性が含まれるが、いかなる繋がりであったとしても、2人1組の半身として描写されることが多いのが彼らの特徴である。物語において記録されている最古のサイドキック(相棒)はエンキドゥである。ギルガメシュとの関係性が親友として描かれるようになったのは、粘土板の翻訳が進むにつれて『ギルガメシュ叙事詩』の内容が改変されていった影響によるものであり、元来その間柄は親友に限ったことではない。時代や書版によっては門番を務める一対の神々(タリメ)であったり、ギルガメシュの奴隷であったり、親友兼助手であったりと様々である。前述のように後世の物語では力比べをして親友になったとあるが、主従関係であったとする場合、そのように至るまでの経緯は明かされていない。






当時の文化的背景に基づけば自然だがエロティックな表現が度々見られることから、ギルガメシュと友人を兼ねた恋人関係であったとか、あるいは義兄弟、一人の人間の多面性を現した「二重身(=ドッペルゲンガー)」であるとする研究もある。エンキドゥはシャムハトと職業を同じくする「神聖男娼(神事を司る男娼)」であり、ギルガメシュの夢に星や斧の姿をとってやって来るのは暗喩とされる(シュメル人は暗喩を好んだ)。彼は半神半人のギルガメシュを地上に堕としめる堕天使のような役割を持っている





エンキドゥは野獣として狩人たちから、ギルガメシュは暴君として民たちから、それぞれ恐れられていた。ところがお互いの力を認め合い親友となったことで、ギルガメシュはそれまでの横暴を改め穏やかさを取り戻し、エンキドゥは泣いたり怒ったりと人間性に磨きが掛かり、2人は国から愛される強き英雄となっていった。このように彼らの関係からは、人が人らしく成長していくためには教養と友人が必要不可欠であることが示され、寓話らしきプロセスが色濃く刻まれている。




ギルガメシュは「香柏の森(レバノン杉)を切り開き、全ての悪(=フンババ)を国から追い払い、我々の名を永遠に刻もう」と遠征の話を持ち掛ける。これを聞いたエンキドゥの目から涙が溢れ、遠征を強く反対される。エンキドゥは、フンババが神から与えられた「天命」を変える事に強い罪悪感を覚え、フンババ「人々の恐れ」とされているという理由で抵抗する。ギルガメシュは土から生まれた彼にも苦しみを感じる心があることに動揺し、「エンキドゥは後ろに付いて励ましてくれるだけでいい」と彼をなだめる。エンキドゥは長老達からも「森への道はエンキドゥがよく知っている」と迫られ、結局は周囲のプレッシャーに押し切られる形で同行する。ギルガメシュの母神ニンスンは、エンキドゥを養子に迎え入れギルガメッシュの義弟とした。森のほとりでギルガメシュはエンキドゥの膝に頭を埋め休息するが不吉な夢を見る。



エンキドゥは最初からエンリルの「天命」を害することに強い罪悪感があり、レバノン山地に向かう前から、それによって自分にふりかかる恐るべき結末を予感していたはずである。エンキドゥの心のうちは複雑であり、後で下されるエンリルからの罰を恐れ、しかしなるべくなら神々には知られないように、または時間がたってギルガメシュの武勇伝が成立した後に神々が知るようにと願っている。当初は強い抵抗感のあったエンキドゥだが、虚勢をはりながらも悪夢を恐れるギルガメシュを慰めるうちに、彼のために自らの手を汚す覚悟を決めていったようである。エンキドゥにとって苦渋の選択だったが、結局は人としての理をとる。



豊かなレバノン山地につくと、エンキドゥを見たフンババは激怒し「来い、エンキドゥよ、お前はなぜギルガメシュを私の前に連れてきた?」とエンキドゥを激しく責める。フンババは幼少期のエンキドゥと面識があり、殺そうとしたが親もなく小さなエンキドゥを哀れに思って見逃した過去を語り、彼を味方につけようとする。ギルガメシュは「怒り狂え!そして(動物の)血を体に塗り付け、あなたの意識を変化させよ」とエンキドゥに迷いを捨てるよう指示する。またエンキドゥにはシャーマンのような資質があり、巫女のように体に血を塗り付けることでトランス状態(変性意識状態)になれることも示唆されている。ギルガメシュは「あなたの叫びが楽器のごとく響くよう、私の友よ、互いに(手を)しっかりつかめ!私たちは(二人で)一人のようになって立ち向かう」と言って手をつなぎ、エンキドゥの戦意を奮い立たせようとしている。



太陽神シャマシュの加護を受けたギルガメシュと協力しながら、フンババの七つの力を使えなくさせ、最期はエンキドゥが首をかき切り、二人はフンババをこの世から滅することに成功する。フンババは殺される間際に、「エンキドゥがギルガメシュよりも長生きできないように」とエンリル神に祈りを捧げた。伐採された木はウルクに富をもたらしたが、エンキドゥは後で自らの行った行為を後悔し、苦しみをギルガメシュに打ち明ける。



数々の怪物を倒し、二人が力を合わせれば神にも届き得ることを恐れた神々は、二人のうちどちらかが死ななければならないと決める。イシュタルの双子の兄でもあるシャマシュは無実のエンキドゥが死ぬことに疑義を唱えるが、エンリルや他の神々は「最も優れた男はギルガメシュ」「ギルガメシュを殺してはならぬ」とし、神の定めた役割を放棄したエンキドゥが死の呪いを受ける事を決める。



神によって天と地が分けられ、人間が創られ、アヌが天神に、エンリルが地神になってしばらく経った頃、ユーフラテス川のほとりに1本のの木が生えていた。あるとき吹き荒れた強い南風によって柳は根こそぎ倒れ流されるが、これを見たイナンナ(アッカドのイシュタル)は木を拾い上げ、自身の神殿群「エアンナ聖域」があるウルクへ持ち帰って庭に埋めた。木材のないメソポタミアでは貴重な、且つ立派な木であったために、イナンナは柳を育て椅子と寝台を作ろうとした。十数年かけて大きく育てるが、柳の根元にはが巣食い、中心には魔女リリスが棲みつき、梢には怪鳥ズーが雛をかえしていた。イナンナは木を切ることができないことを悟ると悲しくなり、兄ウトゥ(アッカドのシャマシュ)に悲嘆を打ち明けたが相手にしてもらえなかった。そんな中、イナンナの困惑を聞きつけたギルガメシュが、213.5kgものを持って助けにやって来た。その斧で蛇を殺し、魔女を本来の棲家である砂漠に追いやるとズ―も逃げた。続けてギルガメシュは柳を切り、イナンナは目的を果たすことができた。





ギルガメシュの活躍を讃えたイナンナは、お礼に柳から打楽器を作って捧げ、ギルガメシュはそれらの楽器を受け取りウルクで宴会を開いて音楽に興じていた。しかし、興奮し羽目を外したウルクの若者たちにより、楽器たちは冥界へと落ちていってしまう。エンキドゥは私が取りに向かいましょうと名乗り出ると、ギルガメシュは冥界でしてはならないことを理由も教えながら話すが、ギルガメシュから教わった禁忌を破ってしまったために、地上へ帰れなくなってしまった。





キの神、とは。

『『夔は一で足りる』』昨日、fbで百足神の知らせについて やり取りしていたコトから「せや!7年に一度や!」て、観ていたら「キ神」 に辿り着いてしもた。(笑)キ神降臨より山梨県笛吹市…リンク❤️愛に生きる理❤️ 

 

キの神に 呼ばれ



自然 必然 なる

素晴らしき 好きタイミングで、


連れていっていただきました。


おかげさまで、ありがとうございました。

🌸(^人^)🌸


「スメラ、スメラ」


「シュメール、シュメール」

イナンナ、稲妻。


イザナミ、洪水。


「ネフェルティティ、ネフェルティティ」


矢車菊から 浮かんで来た 九十から


幾重もの パラレルが


ひとつに 解け愛ました


穏やかなる、


一日、でした。

🌸(^人^)🌸






6/18はGate#108
「宇宙のサポートが大きく働く日」。

寝ているあいだに雑念が洗い流され、
メンテナンス完了。

夢の中で宇宙空間に吸いあげられ、
自分の方向性を確認するだろう。

宇宙からのサポートが働く日
・・・
本来の自分の音にチューニングしてみよう。

(数字のメソッド/辻麻里子)