【読売新聞】厚生労働省は12日の社会保障審議会医療保険部会で、今春からの高齢者医療制度の導入に伴う負担増などを理由に、今後、来年4月までに解散を予定している健康保険組合が4組合あることを明らかにした。

 65~74歳の前期高齢者の医療への拠出金が大幅に増加し、西濃運輸や「京樽」など13組合が今年度、既に解散し、政府管掌健康保険に移行している。健保組合からは、国に財政支援を求める声も出ている。

 4組合の具体名については、小規模な組合であることなどを理由に、公表しなかった。

 今年度の健保組合の高齢者医療への拠出金額は2兆7400億円で、前年度より4100億円増えた。増加分のうち1800億円は制度改正によるものだ。