私は,伊調 馨選手の引退は勿体ないと考えていましたが...
【読売新聞】北京五輪女子レスリングで銀メダルと金メダルを獲得した、伊調千春、馨(ともに綜合警備保障)の姉妹が、引退と現役続行の挟間で揺れ続け、10月11日に開幕する世界選手権東京大会を控えた日本レスリング協会関係者をやきもきさせている。
 姉妹は10日、出身地の青森県八戸市で記者会見。北京五輪で引退表明した48キロ級の千春は、「はっきりとは、まださせたくない。レスリングの楽しさを伝えたい思いはあり、そういう意味でレスリングシューズをはくかもしれない」と微妙な表現。63キロ級の馨は「痛めたひざが思ったより悪い。選手としてやるには相当の覚悟がいる」と話した。

 姉妹は、世界選手権東京大会の代表。現時点で代表辞退はなく、試合直前での欠場となれば、代表チームへのダメージは大きい。

 日本協会の福田富昭会長は、「五輪の後で、休みたい気持ちは分かる。近いうちに、話してみる」と直接交渉の考え。全日本女子の栄和人ヘッドコーチは、「信じてます」と復帰を願うが、揺れる乙女心を、振り向かせることが出来るだろうか。