ITビジネスの調査会社ミック経済研究所 は2008年9月4日、インターネット広告の市場規模の調査結果を発表した。主要50社のネット広告代理店が2007年度に販売した「ネット広告枠」の売り上げは2242億円で、前年比25.1%増の伸びを示した。

50 社以外の代理店も含めた「ネット広告代理市場」全体では、約4000億円の市場規模になると推定している。電通が08年2月に発表した「日本の広告費」に 関するレポートでも、インターネット広告の媒体費は前年比26.1%増の4591億円とされており、ネット広告の成長力の高さが改めて確認された。

ミック経済研究所は「ネット広告は、ROI(投資対効果)の明確さという点で、既存マスメディア広告とは異なる優位性があるため、今後さらに既存マスメディア広告からネット広告へのシフトが進んでいくと考えられる」としている。