政府・与党は28日、原油高や食料高などに対応するための総合経済対策の骨格を固めた。所得税などの一定額を減らす定額減税の扱いは結論を持ち越 し、29日午前に詰めたうえで正式発表する。定額減税など調整中の項目を除く事業規模は10兆円程度となり、財政支出を伴う「真水」は1兆円を超える見通 しだ。高速道路の通行料金を10月をめどに一部半額に引き下げる措置も盛り込む。

 定額減税の実施は公明党が強く主張しており、28日深夜まで政府・与党幹部らが大詰めの調整を続けた。