【朝日新聞】生命保険主要各社の08年4~6月期業績が18日、ほぼ出そろった。少子高齢化などの影響で、国内生保は9社のうち7社が主力の個人保険の保有契約高を減らした。

 業績を発表したのは、日本、第一、明治安田、住友、大同、太陽、三井、富国、ソニーの国内各生命保険と、アメリカンファミリー、アリコ、アクサの外資系 生保の計12社。大半は4月に施行された改正保険業法の施行規則に基づいて初めて四半期業績を開示したため、前年同期との比較はできない。

 個人保険の保有契約高は、最大手の日生が08年3月末時点と比べて1.7%減の219兆5047億円、第一が1.3%減の172兆2308億円だった。住友は1.3%減、明治安田は1.9%減で、国内生保は太陽とソニーを除いて軒並み減らした。

 一方、外資系のアリコジャパンは保有する親会社の米AIG株の値下がりなどで1377億円の評価損を計上し、578億円の当期赤字に転落した。