東京のアリコジャパンの方から,私宛てに金 功勇氏のセミナーのご案内が届きました.とても参考になりそうですので,抜粋を掲載いたします.
①なぜ社内コミュニケーションが活発でないといけないのでしょうか?

組織に起こる課題を想像してみてください。「優秀な社員が辞めてしまう」「部門間で対立が起こる」「社員同士が助け合わない」「なんだか職場がギスギスし てしまう」「社員の向かう方向が一致しない」など、これら組織に起こる様々な問題は、「コミュニケーションの停滞」が主要な原因となっていることが多々あ ります。

 少し抽象的な視点ですが、組織のコミュニケーションは、人間の血液循環と似ています。放っておくと時間とともに流れが停滞していきます。人間の身体が運動 やエクササイズをすることで、血液の循環を再度活性化し、身体を健康に保つのと同じように、組織においては、社内コミュニケーションを活性化させる施策を 定期的にうつことが、強い組織を作ってくれるのです。


②では、どのようにすれば社内コミュニケーションが活性化するのでしょうか?


基礎的なコミュニケーションを活性化させるために有効な方法は、「共通の話題」を作り出すことです。人と人が仲良くなるのに一番手っ取り早い方法は、「共通点」を探すこと。共通の話題が多ければ多いほど、コミュニケーションが活発になります。
 例えば頻繁に旅行に行く会社は、誰それが旅行でこんな失敗をしたとか、あの景色はすごかったとか、そういった共通の話題が社内に生まれます。これがコミュニケーションを活性化するキーポイントとなるのです。
 また、旅行などのレクリエーションだけではなく、「仕事の中」でも話題を生み出すことができます。
そのひとつは、会社の「節目」を共有することです。会社を経営していると様々な「節 目」に出会います。「念願の事務所移転を果たした」「大きな目標を達成した」「新しい商品が出た」「社員が役員に就任した」など、会社全体にとって意味の ある出来事でも、無理に関係のない社員は呼ばないほうがよいのではないかと、関係者だけでお祝いする会社があります。しかし、こういった会社全体に関する 出来事は、全社員でしっかりとお祝いすることで、社員全員で会社の出来事を共有することができ、帰属意識を高めることができるのです。