29日朝に発生した火災の影響で一時休止していた新日本製鉄八幡製鉄所(北九州市)の高炉が30日午前7時26分、約20時間ぶりに稼働し、粗鋼生 産を再開した。午前9時現在で圧延工場など下工程も操業を始めており、火元であるコークス工場を除く全工程が段階的に復旧する見通し。鎮火は同日午後以降 になるとみられる。  北九州市消防局によると、30日午前1時半ごろ火災現場で3回の爆発があった。爆発音が周囲に鳴り響くなどしたが、けが人はなく、火災の範囲が広がるなどの被害も出ていない。爆発原因は特定できておらず、同消防局などは鎮火後の現場検証を通じて調べる。