【NikkeiNet】ハウス栽培の野菜に燃料サーチャージ(価格変動調整金)をかけようという動きが浮上している。JA宮崎経済連(宮崎市)は29日、ピーマンなどに制 度を導入する方針を明らかにした。暖房に必要な重油の価格変動分を野菜の出荷価格に反映させる仕組み。11月の導入を目指して卸会社や小売りと交渉する。 燃料費高騰の影響が野菜の店頭価格にも及ぶ可能性が出てきた。  JA宮崎経済連が同日、東京・大田市場で全農やホクレンなど21のJA組織に概要を説明し連携を呼びかけた。会議では「小売りや消費者の理解が得られないのではないか」といった声も出たが、品目やサーチャージの幅を独自に定めれば独占禁止法に抵触しないという。