【NikkeiNet】来年度概算要求基準の閣議了解など「政策ラッシュ」が29日終了し、政局の焦点は福田康夫首相が内閣改造に踏み切るかどうかに絞られた。
首相は同 日、記者団に「決まるまでは(改造は)白紙だ」と述べた。だが8月改造の見方が強まる与党内では、初旬、月遅れ盆休み明け、月末の3説が入り乱れている。
首相は29日の自民党役員会で、世界貿易機関(WTO)閣僚会合を念頭に「今少し状況を見守りたい」と語った。会合に出席中の2閣僚の帰国は31日以降となる方向で、これが8月改造説の根拠となっている。