年の瀬ですね。今年は、どんな年でしたか。残された今年も、ぜひ楽しんでいきたいですね。
つい先日、京都大学のカンフォーラというカフェで開催されていた、第2回「本物のダシを味わうことは教養である」というイベントに、本当に通りがかりで、たまたま参加してきました。このイベントは、京都大学の農学部が、味の素株式会社の寄付で開設している「食の未来戦略講座」という講座の、大学生向けのイベントとして、開催されているとのことです。
さて、このイベントでは、京都の有名な料亭や料理学校から5人の料理人が集まり、それぞれ解説をしながら出汁を引いてくれて、参加者は、その出汁で作られたお椀をいただけるという、なんとも贅沢なとイベントです。(しかも参加費無料!)
出汁は、昆布(こぶ)と鰹節(かつおぶし)を使った一番だしです。まずは、次のような資料も配られ、それぞれの昆布の特性や違い、鰹節の種類や製造法など、勉強をしていきます。
今回使う昆布は、利尻昆布です。京都では利尻昆布、大阪では真昆布がよく使われるとのこと。
鰹節は、鯖節や宗田節などではなく、普通の鰹節を使います。
「本物のダシを味わうことは教養である」というイベントの名前は、大学らしいというか、京都大学らしいというか、そんなアカデミックな表現ですが、実際にイベントで出汁を味わってみると、「やはり、人生で一度は、こういう機会に参加できるといいな」と思わせられ、イベントの名前も、そうそう間違ったネーミングではないなと、思うわけでした。
5人の料理人の方のそれぞれの出汁は、出汁と塩味だけなのに、すべて本当においしいのに驚き、さらに5人の出汁が、そのおいしさとは別に、それぞれまったく違う味であることが、さらに驚きでした。
自分の好みは、八百忠別館の吉田さんのまるい出汁と、大和学園の飯さんの昆布の効いた出汁でしたが、これはあくまでも好みであって、おいしい、おいしくないという評価とは別なんですよね。5人の出汁がトップレベルにおいしいわけで、そのおいしさが点ではなくて、横幅を持っているということです。
いやー、出汁ひとつとっても分かるように、食って奥が深いですね。ちなみに、出汁を飲み比べまくっていたせいか・・・、会場では写真を撮ることすら忘れていましたが、去年第1回のイベントの様子を掲載したサイトがありましたので、こちらの京大のサイトでイベントの雰囲気を見てみてください。