~これまでの会社の愚痴編まとめ~

1.残業代は1分単位で支給される
2.飲みにケーションは役立つと思ってた

3.バツ4の上司と2人で飲みに行った結果

4.やりがいを感じていた仕事を干された

5.我が強くて、人の下で働くのは向いてないと思った

 

以下、上長とイナのノンアサーティブな会話内容です👼

 

上長

「以前、イナさんは『みんなで行きたいですね~』と言っていたのになぜ二人きりで飲みに行ったんですか?」

「既婚者が二人きりで飲みに行くなんて言語道断です。上司①の奥さんがかわいそうだとは思わないのですか?イナさんのご主人がかわいそうだとは思わないのですか?」

 

イナ

「私が誘ったわけではなく上司①がついてきただけです。」

「上司①は飲んでいたけど、私は一滴もお酒を飲んでいません。」

「そもそも、上長は飲みに行きたくなさそうだったし、みんなで飲みに行くなんて実現不可能ですよね?私は上司①にもう誘わないで!ついてこないで!って言えばよかったんですか?」

「上司①と行った居酒屋は、会社近くの駅前で外から中が見えるし、健全に話して食べ終わったらすぐ帰りました。夜の街のホテル街を歩いていたわけじゃありません。」

「私は主人の了解を取っているし、主人は何も変な風に思っていません。上司①の奥さんについては、私が配慮しなければならないことでしょうか?」

「私を呼び出す前に上司①に話しはしたのですか?」

 

上長

「イナさんも知ってると思うけど、上司①はバツがある。素行が悪いから出世が遅れているところもあるんだ。」

「結婚するということは、家庭に責任を持つということです。既婚者が2人で飲みに行くのは私からしたらあり得ないです。ご主人が変な風に思っていないというのもイナさんがそう思っているだけじゃないですか?」

「上司①の奥さんからしたら、イナさんは若いし、妬ましいと思うよ。」

「上司①とは話していません。私は上司②からイナさんと上司①が飲みに行ったと聞いただけです。」

「イナさんが上司①に無理やり誘われたとパワハラを訴えなければ、私は上司①に注意できません。」

「たとえ二人が健全な関係であったとしても、二人きりでいるところを他部署の人が見たら噂をされると思う。」

「上司①は口が上手いからイナさんも騙されるよ。」

 

イナ

「……上司①の奥さんには配慮が足りませんでしたが、うちの家庭には口をださないでください。うちは、主人が同僚の女性と二人で飲みにいくこともありますが、私は嫌な思いはしていませんし、そういう価値観もあっていいんじゃないでしょうか。」

「別に上司①がついてきたことを嫌だと思わなかったし、パワハラだとは思っていません。」

「上司①ではなく、私にだけ注意をするあなたの方こそパワハラになりますよ。」

「変な噂がたってもやましいことがなければどうどうとしていればいいんじゃないですか。」

「上司①の素行が悪いのは知っているが、そこで上司①の出世が遅れているとか口が上手いから騙されるとまで言うのは可哀そうです。」

「上司①は親睦を深めようと飲み会に誘ってくれているのだから、たまには付き合ってもいいんじゃないですか?」

 

上長

「噂がたってからじゃ遅いんだよ。私も不倫の噂を立てられて、そんな事実はあなかったのに異動になったことがある。」

「それから、この前、上司①がイナさんはちょろそうだと言っていたんだ。イナさんが騙されないか心配だ。」

「上司②もイナさんのことを心配していたから私に報告してくれたんだ。」

「私はイナさんの8つ下の知的障害の娘がいるが、イナさんを見て、娘が健常者ならこんな風に話していたかと思うよ。自分の娘だと思ったら心配だよ。娘の話を出すと君は困っちゃうだろうがね。」

 

 

イナ

「上長が異動になったのはお気の毒です。この会社は噂好きな人が多いのですね。」

「『騙される』って…本気で言ってますか?私にだって男性を選ぶ権利くらいありますよね…?あのー私、主人とラブラブですよ?なんで私が20も年上のバツ4のオジサンと不倫しないといけないわけ?さっきは可哀そうだと言って上司①を少し庇いましたが、上司①を一番軽蔑してるのは私の方かもしれないですね。同じ職場でバツ4の男と新たに職場不倫するってありえんでしょう。バツ4だろうが私には関係ないことですよ。仕事さえきっちりしてればバツ4とか関係ないでしょう。」

「『ちょろそうだ』って…それは雑談程度に言った話でしょうが、私が聞いたら不快になるのはわかっていてなぜ私に言うんですか?」

「というか上司②こそ、話を荒立てて何がしたいんだろう。本当に私を心配しているなら、上長に報告する前に私に何か言ってくれてもいいんじゃないですか?上司②は上司①と2人で飲みにいったことありますよね。二人とも既婚者ですけど。私が男だったらよかったですか?性別は仕事と関係ありますか?私はここに女を売りに来てるわけじゃないんですよ。何で私はここで『ちょろそうだ』とか言われて、おもしろコンテンツとして消費されないといけないんですか?以前からわかっていたことですが、不誠実極まりないですね。」

「私はあなたの娘じゃないし、私の父は付き合いを大切にする人なので上司に誘われたら飲みに行けと言うと思います。そうやって、気を使いすぎたのか父は精神障害になりましたが。困りましたか、ははは!私は上長から見たら子供かもしれませんが、もう成人して結婚もしているし、親に頼らず生活していますから、そんな子供扱いしないでもらえますか。一人のビジネスパーソンとして関わってもらいたいです。」

「『心配している』なんて言われても、不愉快になるだけです。『問題を起こさないでくれ』『2人で飲みに行くのは禁止』と言ってくれたら反論しません。」

「(新しく導入するシステムの講習会に上司①と私が参加する予定だったので)日帰出張のときも、別々に食事を摂ればよろしいでしょうか。」

 

上長

「本当に上司①は口が上手いんだよ……もう二人きりで出張にはいかせられません。イナさんにはプロジェクトから外れてもらいます。」

 

イナ

「それこそ、パワハラ・ジェンハラではないですか。なぜ素行不良の上司①ではなく私がプロジェクトをはずされるのですか?(この時点で話し合いから4時間経過)こんな大事になるってわかったら、もう二度と飲みになんて行きません。上司①に食事に誘われたら、上長に注意されたからもう二度と一緒にご飯にはいかないと言います。」

 

上長

「それはやめていただきたい。私から上司①には注意しずらいんですよ。勤続年数も彼の方が長いし……」

「いつもおとなしいイナさんがこんなに反論してくるとは思っていなかった。」

「イナさんが帰る直後に上司①が仕事を終えてついて帰ろうとしているときがあったから、私は上司①を呼び止めたりしていたんだよ。私は自分は何をしているのだろうと思ったよ……」

 

イナ

「いろいろあるのですね。」

「大丈夫ですよ、私ちゃんと断れますから。」

 

 


で、この後は上長がいかに上司①に意見しずらいかという話題に変わった。
上長は名ばかり責任者で、実権は上司①が握っているようなものだなと思った。

上長は頭ごなしにイナを怒らずに、これだけイナの話を聞いてくれるのだから、いい上司だと思う。




一分単位の残業代支給は刷新的だと主張していた上長だが、
家庭とは・男とは・女とは、年上とは、年下とは、男尊女卑や年功序列のような考え方で、パラドキシカルだなあと思った。
不器用な人だなと思った。きっと家では良き父なのだろうなとも思った。


上長とはよく意見が分かれるし、言葉尻が気になってイラっとしますが、不仲ではない。
終業後に会社の体育館で一緒にヨガをしているから、結構良好な人間関係だと思う。


結局のところ私は下っ端なので、上司の指示に従うだけ。
四の五の言わずに上司たちの言うことを聞いていればいいだけなのに、上手く立ち回れない自分が情けない。