○きっかけ

 奥日光湯元温泉には、お寺の中に温泉がある’温泉寺’なる名所があるとのこと。どんな場所なのか気になる。さっそく行ってみることにした。

 

○温泉寺

その名の通り温泉の入れるお寺が湯元温泉には存在する。

湯元温泉の源泉がわく、湯の平湿原のすぐそばにある。

 

 

趣のあるこじんまりとしたお寺。ここでは写経体験ができるようだ。

 

温泉施設はそのとなりにあり、こちらもこじんまりとしている。

なにやら、薬師様の「健康増進・延命長寿」のご利益のある温泉とのこと。

 

玄関のピンポンを押すと、感じのいいおばあさんが出てくる。

「大人一人入浴で。」とおばあさんに伝えて入湯料を払う。

 

大人は500円、小人は300円。

湯元温泉の日帰り入浴施設の相場は700円ぐらいなので、良心的な価格。

 

○温泉寺の温泉 耳より情報

 

・お家のお風呂二つ分といった広さなので、大人が入るには4人がせいぜいだろう。 人が多い時は入浴の順番を待ってもらうこともあるらしい。

 

・他のお客さんたちは、バイクに乗ってきた男性や日帰りのトレッキングを楽しむ女性など、フットワーク軽めにさっと入浴したい人が多いように感じた。

 

・湯元温泉の足湯と同じく、白濁した硫黄泉。

 

・かなり熱め。水の出る蛇口で調整することが可能。

私が入った時は前に入った人が調整してくれていたので入りやすかった。主人の入った男湯は窯ゆでのような熱さだったという。

 

・シャワーなし。そもそも洗髪NG。

ボディソープ類もなし。固形石鹸が二つ置いてあった。

温泉タオルの販売はしていなさそうだったので、タオルの持参必須。

 

・入浴後はお座敷でしばらくくつろぐことができる。(入浴を含め1時間以内)

おばあさんがサービスでお茶と甚五郎煎餅を出してくれる。

温かいお茶だったので、持参した冷たいお茶も飲んでクールダウンした。

 

○ふりかえり

 白濁した濃厚な温泉体験だった。湯舟が小さいことから入浴施設というより、私にとっては「足湯の延長の全身浴」といった感じだった。よって、女性の場合メイクをしたまま入る人が多かった。それでも、硫黄の香りや熱めのお湯なので、満足感のある温泉体験であった。

 

◇癒しのツボ

・強めの硫黄の匂いと、熱めのお風呂で、短時間でも温泉に入った満足感がある。

・温泉体験としては刺激強め。なので、湯上りは何も考えずにボーっとできる。

・山奥のお寺にある小さい温泉というとびきりの非日常感にわくわくする。

→普段なかなかできない強烈な温泉体験で、身も心も新鮮な刺激を受けた。