〇きっかけ
先日の匂い香作り体験によって、ますますお香のことが知りたくなった。しかしながら、お香というとお線香のイメージくらいしかない。そこで、もっと基本的なことからお香について調べてみようと思った。
〇お香とは
ずばり「香りを嗜むもの」だそうだ。お線香やコーン状のお香に火をつけて楽しむイメージが強い。しかし、それ以外にも、先日作った匂い香のように、香りを袋に入れて持ち歩いて楽しむこともある。他にも、体に直接塗る’塗香’、温めて香り立たせる練香等もある。
〇お香の歴史
お香は、仏教とともに飛鳥時代に日本に伝来したと考えられている。そのため、もともとはお浄めや邪気払いの意味が込められていたのではとされている。
時代を経るにつれて、お香は日常の中にも取り入れられ、楽しみの一つとされるようになる。平安貴族たちは香をたいて部屋や衣服を香らせることを楽しんだ。やがて武士の世でも受け入れられ、室町時代には茶の湯や立花と並ぶ文化として’香道’が誕生する。
〇お香の楽しみ方
・匂い香で香りをうつす
タンスなどに匂い香を入れておくと、いい香りが衣服にうつる。私は手帳カバーのポケットに先日の匂い香を忍ばせている。こうすることで、手帳を開くたびにいい香りがする。
・火をつけて楽しむお香
線香やコーン状のお香に火をつけて、香りを楽しむ。リラックスタイムに取り入れるのもいいかもしれない。お香は決まった時間燃え続けるので、ちょっとしたタイマー代わりにもなる。その短い時間にプチ瞑想をするのもいいかもしれない。
・香り選びも楽しい
お店によっては、香りを確かめたり、試し焚きをしてくれるところもある。私はいつも少しずついろんな種類の香りを楽しめるアソートパックを購入するようにしている。いろんな種類が入っているので、その時の気分で香りを変えることができる。
〇ふりかえり
お香のことを調べていると、’香木’という言葉をよく目にした。香りがする木なのだろうが、今でも香りを楽しむことに用いられているのだろうか。また、線香を焚くことで香りを楽しむことができるが、その線香はもとは何で作られているのだろうか。ますます疑問に思った。