〇きっかけ

 ひなまつりの飾りとして楽しんだ桃の枝、春前に強剪定をしたアイビーのつるを捨てる前に草木染の染料として活用してみようと思った。

 

〇桃の枝染

 桃の枝の樹皮をカッターで削って、色を煮出す。赤みを帯びた樹皮なので、桃の花のようにピンクに染まることを期待した。しかし、樹皮が足りなかったようで、仕上がりは薄かった。クリーム色の中にどこか赤みを感じる色になった。

 

〇アイビーのつる染

 冬の寒さに晒されたアイビーは、褐色に色変わりをしていた。なので、ブラウン系に染まると期待した。つるから葉だけをとって煮出した。かなりの強剪定をしたので、葉だけでも鍋いっぱいだった。(水は鍋の1/3入れた。)

 煮出している途中に染料が真っ黒になってしまい、濃くなり過ぎたかなと心配になった。しかし実際には自分の好きなカーキ色に染まったので、もっと他の布でも染めておけばよかったかなと思った。

 

〇ふりかえり

 やはり樹木で強い染料を作るのは難しい。いっそ水の量を少なめにして、少量で濃い染料を作るのもいいかもしれない。また、布巾よりも綿糸などの方が少量の染料でも染まりやすいかもしれない。

 

 色変わりをしたアイビーはどんな色になるかなとわくわくしていたが、若芽の色よりはスモーキーな色に染まったと思う。これはこれで好きな色味だ。