〇きっかけ
ポタジェにはシンボルツリーになるような木を植えたいと思っている。また、その木に実がなったらなおのこと楽しい。しかし、私はアパートに住んでいるので、コンテナでポタジェを作ることになる。コンテナポタジェで木も楽しむ余裕があるのか、いきつけの花屋さんに相談してみることにした。
〇花屋さんにインタビュー
Q、コンテナポタジェに木を植えたいんですけど、できるんでしょうか?
A、できると思います。ポタジェに限らず寄せ植えにあまり大きくならない低木を入れることがあるんです。バラなんか代表例ですよ。
Q、できれば食べられる実がなるものがいいんです。レモンとか。
A、レモンは一つの実がなるのに葉が25枚必要と言われています。コンテナ栽培だと5個なればいい方だと思います。実以外にも、花もかわいいですし、枝からも香りがするので、そんなところもいいと思いますよ。
Q、やっぱりたくさん実がなる方がいいなあ。
A、同じ柑橘のキンカンを上手に育てれば、実数はレモンよりは多くなると思います。マイナス5度までなら冬の寒さにも耐えられるので、比較的管理はしやすいです。ただ、食べられる木全般、虫はつきやすいです。薬での防除が必要になります。
Q、できれば常緑樹がいいんです。冬に葉が落ちてしまうとシンボルツリーとしては寂しい。
A、柑橘系は常緑樹です。他にも、ビバーナムという低木は冬でも元気に青々としていて、ピンク色の水玉のようなつぼみをつけます。春になれば白い小さな花がたくさん咲きます。花の後には食べることはできませんがかわいらしい青い実をつけるんです。夏前に剪定すれば秋にも花を見ることができます。一年を通して見栄えがよく、管理もしやすいのでオススメです。
Q、他にもオススメの低木はありますか?
A、ローズマリーは管理しやすく、冬も元気で、しかも食べられるので一番ニーズに合っているかもしれません。同じハーブのラベンダーもオススメですよ。食べられないけど、香りがいいのでいろんなハーブクラフトの材料になります。
Q、ラベンダー!好きなんですけど、前に枯らしてしまいました。
A、実はラベンダーにもいろんな品種があって、冬や夏を越すのが難しいものもあるんです。グロッソなら丈夫な品種なのでオススメです。冬に屋外管理をしても白銀の葉が元気ですし、カラーリーフとしてもすてきですよね。
〇ふりかえり
まず、親身に相談にのっていただいた花屋さんには深く感謝をしたい。専門の方の意見のおかげで、シンボルツリーを長く大切にしていくことができそうだ。
相談後には、実際にお店にあるレモンの木、ビバーナム、ラベンダーグロッソをそれぞれ見せてもらった。私の印象としてはグロッソが一番気に入った。しっかりとした低木という印象を受け、どんな季節も越えられそうなポテンシャルを感じたからだ。その時花はまだ咲いていなかったものの、まるで私を誘うかのように、葉からすてきな芳香がした。グロッソ、君に決めた!