愛犬のクマジが吠える声で目が覚める。

 

「もう少し寝させてくれ」

 

そう言った僕だが、車内の暑さで眠ることができず、諦めて身体を起こした。

キャンピングバスのドアを開けると、勢いよく外へ飛び出すクマジ。

草むらで朝一の小便をする彼の横で、煙草をくわえながら一緒に用をたした。

 

目の前には太平洋の海が広がっている。

とっくに顔を出し終えた真夏の太陽から、容赦なく、それでいてエネルギッシュな熱を全身に浴びる。

 

今日はどこで目覚めたのか…。

一瞬考えながら記憶をたどる。

 

クーラーボックスからミネラルウォーターを取り出し、昨夜のバーボンのせいで乾いた喉を潤す。

お湯を沸かしている間に手動のコーヒーミルで豆をつぶし、コーヒーを入れて煙草に火をつけた。

 

これが毎朝の日課だ。

 

 

僕の名は稲和弥。三十八歳。

マイクロバスを改造したキャンピングカーでサーフィンをしながら愛犬のクマジと旅をしている。

 

人生は一度キリ。

だからこそ、やりたいことをやって生きたいというのが僕の考えだ。

いつしか偉人になって(なったとしての話…)、座右の銘を伝えるとしたら

【必要なものは、必要な時に、必ず手に入る。やりたいように生きろ!】。

自分で考えたお気入りの言葉だ。

まあ、いわゆる変わり者って奴かもしれない。

 

ここでは、少し変わった僕の半生記の人生を共有できればと思っている。

有限であるこの人生に、少しでも早く【気づき】、自分の世界を満喫して生きていく後押しにでもなれたら幸いだ。

 

まずは一歩を踏み出すこと。

そうすれば、そこから信じられないような出会いや出来事が起こり始める。

そう、旅のように。

 

人生は旅だろ?

LIFE  IS  A  JOUNUY~  

 

~LIFE IS A JOUNUY~まえがき

 

〖〖〖~LIFE IS A JOUNUY~僕の半生記〗〗〗

 

「やりたいことをやって生きる」そう決めた主人公が、仕事を辞め、キャンピングカー生活を始める。

180度違う人生を体験していく中で、気付く【宇宙の法則】。

日常から離れることで研ぎ澄まされていく直観。

それを頼りに旅を続ける中で出会う、人々や出来事。

そして運命の人と出会い、クライマックスへ…。

僕が体験した本当の出来事をノンフィクション作品にしてみました。

 

こちらから⇓

http://ina171717.livedoor.blog/

 

 

 

 

 
 
 
 
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