空へのあこがれ
フライトトレーニング一日目(離陸~)
前回までで、
離陸、上昇、ターン、をこなした.
現在、場周経路(トラフィックパタン)のDown wind legを飛んでいる状況.
down windに入ったら、インストラクターのKevinから、
目標エンジン回転数: 2200rpm
目標速度: 100KIAS
目標方位: 050°
を維持して、水平飛行しようと、次の目標が指示され、
それに合わせるように、ピッチやスラストレバーを調整する.
この条件で飛ぶと、先ほどまでの条件
エンジン回転数:2,300rpm
速度: 120KIAS
の時よりも、
速度が遅くなった分、機首が若干上向きとなる.
低速でも揚力を維持するため、飛んでいる向きに対する翼の角度(迎角:Angle of attack)が大きくなっている状態となる.
場周経路のDown windを飛んでいて、丁度、滑走路の中央部(Mid field)の横を通過した時、上の条件の状態にしておくのが、当面の、操縦訓練の目標.
インストラクターのKevinは、汗びっしょりで上の状況にセットしようとしている私を尻目に、
無線(CTAF)で、
" Frederick traffic, Archer 415CA, Rwy 23 Left, Mid field. Frederick"
(フレデリック空港周辺各機へ、パイパーアーチャー N415CAは、滑走路23の左回り場周路の、Down windの(丁度)中央部を(05方向に)通過中.終わり)という意味.
などを、無線で周囲にばら撒(放送)いている.
Down Windは比較的長く(5kmほど)飛ぶので、時間的な余裕があるのと、だんだんと飛行機の操作に慣れ出してきたので、周囲の状況を飲み込め始めてきた.
この状態から、着陸のための準備に入る。
Piper Archer IIIのコックピット(N415CA)